土留め不良施工現場3
それでは昨日の続きです。まずはこれをご覧下さい。
6月3日にもこれに近い映像を入れましたが、解体途中で確認のため、
写したものです。7段積みでC120上下で11センチ傾いています。
ちょっと写真がよくないかも知れませんが、糸があくまでも垂直です。
やはり、昨日のアンカーも一つの原因といえると思います。
更にはもっと驚くべきことが、、これを見て下さい。
写真の右側が宅内側です。そして左側が急な崖になってます。
そうですねぇ、写真の中心から右手前に横たわる、倒木のすぐ左脇は1.7mくらい下がってます。
なにが言いたいか・・。要は、ブロックが積んであった場所そのものが、元々斜面であり、
この倒木により、とりあえず土を押さえ、そのまた少し内側のサッキョ板プラス単管でさらに土を押さえ、
その少し内側に7段積み(根いれをふくめ)の土留めを積んだということが明らかになりました。
先ほどのアンカーに加え、盛土した不安定な場所に積んだのがブロックの傾きの最大の原因だと思います。
そして、根切した状態で調べてみると、下の土はふかふかでした。(鉄筋を土にさしてみると、1.5m位まで
抵抗無く到達した。)事前にS様より、建物の地盤調査のデータをお借りして、土木のコンサルタントと構造を
検討しており、同条件であれば杭や改良無しに工事出来るとの結論に達していました。
が、しかし、明らかに建物のある場所より悪い状況であるので、S様と相談し、松杭を打つことにしました。
1mピッチで打ち、更に、地すべり防止のため、横方向につなぎ、
更に、縦方向にもつなぎ、割栗も入れ、
砕石を入れ、転圧していったのでした。
S様、雨の合間に少しでも進めたかったとはいえ、日曜日にランマーして
うるさかったでしょうね。すみません・・。
続きはまた。。
O木