この春庭に植えた一株のオミナエシが盛んに咲くので、今朝、ハチジョウススキと生けてみた。残暑が厳しいのでガラスの掛け花を使った。
オミナエシもススキも奈良時代から秋の七草に選ばれている。厳しい暑さが和らぐ兆しです。
お庭の会社です。
この春庭に植えた一株のオミナエシが盛んに咲くので、今朝、ハチジョウススキと生けてみた。残暑が厳しいのでガラスの掛け花を使った。
オミナエシもススキも奈良時代から秋の七草に選ばれている。厳しい暑さが和らぐ兆しです。
真夏の花の蜜を吸いに来たです。成虫は6月から8月に発生し10月まで生き延び、花の受粉を助ける益虫です。
しかし、幼虫はイネの食害虫で、イネツキムシとかイネツトムシといわれて嫌われます(上の写真)。イネ科やカヤツリグサ科の植物がイチモンジセセリの幼虫の食草です。
蝶や蛾の仲間は殆どが幼虫時代は害虫で、成虫時代は花の蜜を吸いながら花の受粉を助けます。
食草のイネ科やカヤツリグサは風媒花なので、イチモンジセセリに食われるだけです。一方、写真の百日草やローズマリーといった虫媒花にとっては、イチモンジセセリは繁殖を助ける益虫です。モンシロチョウと十字花植物の関係は、また違います。
昆虫と植物は複雑な絡み合いをして、バランスが保たれます。更に脊椎動物や微生物まで絡むと、生物の世界は神の御技としか思えません。
このところ、当社の石組の上にかぶったローズマリーが盛んに咲きだした。西向きのカンカン照りの場所なのに、一向に気にしない。実に丈夫なハーブだ。ローズマリーは四季咲きといっても良い。
ローズマリーは地中海沿岸原産の丈夫なシソ科の常緑多年草です。ローズマリーはラテン語で「海のしずく」という意味だそうです。海辺に自生していたからでしょう。
ヨーロッパでは若返りハーブとして利用されています。全草に老化防止の成分があり、消化を助け、心臓を強化し、脳を活性化し、養毛効果、防腐効果もあるそうです。生のまま、あるいは乾草を料理に加え、風呂に入れる、ヘアトニックにする、あるいは生け花にも使えます。良いことづくめのハーブです。
しかも、栽培は簡単で、乾燥と日照を好むので、他の植物が育たないような石垣の上や、南向きの軒下でも大丈夫です。写真のような下垂性の品種は石垣の上に適し、直立性の品種は平地に植えると良いでしょう。
肥料もあまり欲しがりませんが、アルカリ性土壌を好むので、卵の殻を砕いて根元に置くと元気に育ちます。植え付けは真冬と真夏以外ならいつでも植えられます。同時期に挿し木も簡単にできます。
花を接写すると、シソ科特有の形で、ランの花に似て手前に突き出る唇弁が目立ちます。いかにも受粉昆虫を待ち構えているようだ。ちょうど、イチモンジセセリが蜜を吸いに来た。下の写真。
昨日散歩の途中、近所の公園の隅でコマツナギ・駒繋が咲いているのを見かけた。ハギより小さな穂咲きの花だ。しかし、かわいい。
昔は田舎の道端で、せいぜい50㎝、60㎝のこじんまりとした状態で生えていた。草刈りで刈られるからだろう。それでも、秋には花が咲いた。茎が強いので馬をつなぐのに良いというので、この名前がある。
最近はほとんど見かけなくなった。それが、どっこい、こんなところに生えていた。それも伸び伸びと1.5mほどの大きさだったので、ハギと見間違えた。ここでは、全く刈られることがないようだ。
花を接写すると、マメ科特有のの形だ。これから咲き始める厄介な飛びつき虫のアレチヌスビトハギと間違えられて、切られないことを願う。
昨日、散歩の途中に、道の植え枡の中でバーベナ・タピアンに混じったナデシコを見かけた。可愛らしい花です。手入れをする人があるのでしょう。
ふつう、ナデシコというのはカワラナデシコのことです。私が子供の頃は瀬戸川の河原にも自生していました。奈良時代から秋の七草のひとつとして親しまれてきた花です。しかし、全国的に河川改修などで、自生株はほとんど全く見かけなくなりました。ただ、今でも高山へ上ると、近縁のタカネナデシコを見かけます。
ナデシコは優しげな姿で、一見弱弱しげに見えますが、洪水で荒れた河原にいち早く進出する先駆植物の強靭さがあります。そして、毎年、真夏の暑さにめげずに7月から10月まで長く咲き続けます。
やまとなでしこ:昔から日本女性は「大和撫子」であれといわれました。控えめでも芯のある女性であれということでしょう。しかし、今回のオリンピックでは「やまとなでしこ」達が「やまとおのこ」を圧倒して活躍しました。
今夜はサッカーの「ヤングなでしこ」達が韓国チームと戦います。竹島紛争は忘れて、テレビの前で応援したい。