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サルスベリ、受粉の仕掛け。

テーマ:加藤 收

花花

縮れた美しい花弁は昆虫を集めるためのものです。花芯の中央から下垂しながら最後に上向きになっている緑色の頭を持つのが雌しべです。雄しべは長短二種類あります。花芯に集まる短い雌しべの花粉を食べにきた昆虫は、長く曲がって伸びた6本の雄しべの花粉を体に着けて運び、他の花の雌しべに受粉させます。

サルスベリは自家受粉もしますが、紅白のサルスベリを植えておくと、中間の花の実生が出やすい気がします。違う種類の花粉の方が受粉しやすいのでしょう。絶えず変わった子孫を残そうとするのは、環境の変化に適応するための生物の本能です。

花

サルスベリは複雑な形の花ですが、花が房状に集まって美しい。

サルスベリを100円ショップで買ったガラス瓶に生けたが、美しく咲くサルスベリが少しかわいそう。花器は良いに越したことがありません。

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チェリーセージにハナアブ

テーマ:加藤 收

花

今朝、当社の歩道沿いのチェリーセージにハナアブが来ていた。大きな体を花弁に乗せている。一瞬、どこに花粉や蜜があるかを考えた。

花

花を接写すると、花びらの上部に雌しべが突出し、花弁の懐に雄しべが見える。その底に蜜があるのだろう。ハナアブは口吻で蜜を吸い、花粉を頭につけて受粉するのか。あるいは花粉を食べながら受粉するのか。はたして、外来のチェリーセージが日本の昆虫で繁殖できるだろうか。

最近ペンタックスOptio WG-1というデジタルカメラをアマゾンコムで買った。19,000円でした。大衆的な小型カメラながら、上の写真のように接写能力に優れているので気に入っている。GPS機能や顕微鏡モード等ほかの機能も盛りだくさんで、深さ10mまでの水中撮影もできるそうだが、まだ試したことはない。

花

アメジストセージと混植したチェリーセージです。どちらもメキシコ原産のシソ科植物です。アメジストセージは冬に霜枯れしますが、チェリーセージは常緑で越冬し、灌木状になって春から晩秋までの超ロング咲きです。枝が古くなると花つきが悪くなるので、ときどき強く切り返します。

チェリーセージは太陽の国メキシコ産だけあり、日陰は苦手です。日向の肥沃地に植えれば、街路環境でも順調に育ちます。

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