蓬生(よもぎふ)の庭だより3
厳しかった残暑も、さすがに秋めいて、少しはしのぎやすくなりました。
百日紅(さるすべり)は、盛夏から咲き続け、ヤハズススキは、花穂をゆらし秋の気配をつたえます。
金水引、シュウカイドウ、ノカンゾウ、メハジキ、裏白藤空木(ウラジロフジウツギ)が咲き、藪蘭の紫色の花も目を引きます。
9月ごろから咲きはじめる椿、西王母が、一輪花を咲かせました。これから三月まで咲き続けます。
立秋
残暑、お見舞い申し上げます。
7日は、立秋、残暑にかわります。
まだ、秋の気配は遠く、当分残暑の日が続きそうです。
庭の夏木立も、連日の暑さに疲れ、困憊しています。
広島原爆の日、長崎原爆の日、祈りの日が続き、茹だるような暑さの中、平和への思いが、沸沸とわきあがります。
たのみの節句
八朔(ハッサク)のお祝い申し上げます。
8月1は、八朔、又は田の実の節ともいわれ、陰暦のこの頃、稲の穂が相当実るので、これを祝う日でした。
『田の実』を『頼み』と解し、日頃厄介になっている人へ、この日、その恩に報いるため、贈り物をする風習がありました。
天正十年八月一日、徳川家康が、江戸に初めて入城したので、江戸時代、幕府では、江戸入国の記念日として、正月につぐ祝日となりました。
この日、諸大名以下、白帷子(しろかたびら、一重の白い麻の着物)に長上下(ながかみしも)で登城し、将軍に拝謁し祝詞を述べるのが例でした。
二月から三月ごろに店頭にならぶ柑橘類に、ハッサク(八朔)があります。
江戸時代末(1860)広島県因島で原木が発見された、広島県原産の柑橘類です。ハッサクの名は、原木のあった寺の住職が、八朔に食べられると言ったことによるとか?
当然、旧暦の話にしても、酸っぱかったことでしょう。
盆まで
もう少しで盆です.夏季剪定は、盆までにさせて頂くように毎年努力をしています。盆を過ぎたら庭作りに集中したいのと、やはり、自分の家が庭師に依頼したとして考えると、盆までがいいですよね。
毎日、有難く幸せです。盆までもう一息爆走します。
土用三郎
梅雨もあけ、猛暑の日々が続きます。
19日は、土用の入りでした。そして22日は、大暑!、暑さの本番に入りました。
ウナギを食べて、元気をだしますか!今年の土用の丑の日は、27日です。
土用は、春にも、秋にも、冬にもあり、春夏秋冬の終わりの18日間が土用の入りです。
たとえば、立秋の18日前が、夏の土用の入りです。でも、普通土用といえば夏ですね。
夏の土用に入った日から3日間を土用三郎といい、この日が晴れなら豊作といいますが、21日は、少し雨が降りましたが、さて今年の稲作の出来はいかがでしょうか?
土用芽が伸びはじめ、子供たちは夏休みでも、私達は土用休みという訳にもいきません。うなぎを食べて、仕事に精をだします。