~視覚の魔術師~M.C.エッシャー
テーマ:ブログ
2011/02/06 16:19
こんにちわ、プランナーの野村です。
本日は、暖かな午後を迎えております。
太陽が気持ちいい・・・。
あ~~・・・・・。
と口は半開きで上空を見上げて、太陽とにらめっこ。
(本気でにらめっこをしちゃうと目がくらむので・・・。)
とのん気にしておれません。
午後からも、Fight!!です。
しか~し、メリハリが何事も重要なので~~・・・、
少しのんびりしながら。。。
えっとですね、皆様だまし絵ってご存知ですか?
何かしら耳にされたことがあるかもしれませんが、
私の好きなアーティストで、
オランダ出身の版画家でM.C.エッシャーという
お方が居られます。
マウリッツ・コルネリス・エッシャー。
お名前が長いので、エッシャーと呼ばせて頂きましょう。
よっしゃー・・・じゃないですよ。
(それは、物事がうまくいった時に思わず叫ぶあれ・・・です。)
らっしゃー・・・でもないですよ。
(それは、木村ですよ。)
*プロレスを全く見ない私なんですが、名前は何故か知ってる。
ピッチャー・・・でもないですよ。
(すみません原型がございません・・・。)
違うんです。こんな下りは要らないんです。。。(笑)
えっへん、気を改めて・・・、
そう、エッシャーさんね。
残念ながらもう、この世には居られませんが。
この方の絵(版画)は、実に興味深いのです。
これ、自画像・・・。
これも版画。
去年に奈良の美術館でM.C.エッシャー展が
催されていたので、行ってきたんです。
作品は、全部で80点もの版画絵が展示されていました。
実は、日本にも版画という技法は古くからありました。
江戸時代の浮世絵版画ですね。
その頃の日本では、絵師・彫師・摺師と
きっちりとした連携での分業制度が確立しておりました。
そして、素晴らしい職人さんの技術でたくさんの良い作品が
生まれたんです。
がしか~し、
当時の日本では、それほど芸術性は注目されず・・・、逆に
西欧からの評価が逆輸入されて、初めて希少価値のあるもの
なんだぁ・・・と気づいた経緯があります。
膨大な量の浮世絵版画の作品が海外に流出してしまい
版画のもとになる版木がほとんど現存していないと言われております。
そう、エッシャーもこの日本の浮世絵版画に影響を受けていたのです。
しかも、エッシャーの凄いところは、日本では絵師・彫師・摺師と
分業していた作業をすべて一人で実践しているところなんです。
エッシャーの作品のひとつ、
Sky and Water I ,1938
エッシャーの作品の特徴のひとつに
二次元と三次元が交差する錯視表現を追及していた。
(つまり、我々が見る錯覚を作品に取り入れて
独自の世界観を構築したことでしょうか。)
我々が、だまし絵と呼んでいるものだったりですね。
Belvedere ,1958
この絵、どこかおかしくないですか?
見つけてみてください。(笑)
製作活動の傍ら、地質学者や結晶学者、
数学者、科学者、知覚心理学者などなど多方面での交流も
こういった作品製作の意欲になったと言われております。
Waterfall ,1961
水は低い方に流れるはずなのに、また水が登っている
ように見える。でも、絵の空間の中では収まっている訳です。
不思議です~。
他にも興味深い作品がたくさんあって、
とても刺激になった時間でありました。
エッシャーの作品は、どこか新奇なものと捉われている
側面もありますが、実はその技法や木版画家としての技術は
とても優れたものなのです。
ほんの一部のご紹介にとどまりましたが、
また、展覧会などの機会があれば・・・、
皆様も足を運んでみてください。
摩訶不思議空間に入り込みますよ~!!(笑)
では、改めて Fight~!!
本日は、暖かな午後を迎えております。
太陽が気持ちいい・・・。
あ~~・・・・・。
と口は半開きで上空を見上げて、太陽とにらめっこ。
(本気でにらめっこをしちゃうと目がくらむので・・・。)
とのん気にしておれません。
午後からも、Fight!!です。
しか~し、メリハリが何事も重要なので~~・・・、
少しのんびりしながら。。。
えっとですね、皆様だまし絵ってご存知ですか?
何かしら耳にされたことがあるかもしれませんが、
私の好きなアーティストで、
オランダ出身の版画家でM.C.エッシャーという
お方が居られます。
マウリッツ・コルネリス・エッシャー。
お名前が長いので、エッシャーと呼ばせて頂きましょう。
よっしゃー・・・じゃないですよ。
(それは、物事がうまくいった時に思わず叫ぶあれ・・・です。)
らっしゃー・・・でもないですよ。
(それは、木村ですよ。)
*プロレスを全く見ない私なんですが、名前は何故か知ってる。
ピッチャー・・・でもないですよ。
(すみません原型がございません・・・。)
違うんです。こんな下りは要らないんです。。。(笑)
えっへん、気を改めて・・・、
そう、エッシャーさんね。
残念ながらもう、この世には居られませんが。
この方の絵(版画)は、実に興味深いのです。
これ、自画像・・・。
これも版画。
去年に奈良の美術館でM.C.エッシャー展が
催されていたので、行ってきたんです。
作品は、全部で80点もの版画絵が展示されていました。
実は、日本にも版画という技法は古くからありました。
江戸時代の浮世絵版画ですね。
その頃の日本では、絵師・彫師・摺師と
きっちりとした連携での分業制度が確立しておりました。
そして、素晴らしい職人さんの技術でたくさんの良い作品が
生まれたんです。
がしか~し、
当時の日本では、それほど芸術性は注目されず・・・、逆に
西欧からの評価が逆輸入されて、初めて希少価値のあるもの
なんだぁ・・・と気づいた経緯があります。
膨大な量の浮世絵版画の作品が海外に流出してしまい
版画のもとになる版木がほとんど現存していないと言われております。
そう、エッシャーもこの日本の浮世絵版画に影響を受けていたのです。
しかも、エッシャーの凄いところは、日本では絵師・彫師・摺師と
分業していた作業をすべて一人で実践しているところなんです。
エッシャーの作品のひとつ、
Sky and Water I ,1938
エッシャーの作品の特徴のひとつに
二次元と三次元が交差する錯視表現を追及していた。
(つまり、我々が見る錯覚を作品に取り入れて
独自の世界観を構築したことでしょうか。)
我々が、だまし絵と呼んでいるものだったりですね。
Belvedere ,1958
この絵、どこかおかしくないですか?
見つけてみてください。(笑)
製作活動の傍ら、地質学者や結晶学者、
数学者、科学者、知覚心理学者などなど多方面での交流も
こういった作品製作の意欲になったと言われております。
Waterfall ,1961
水は低い方に流れるはずなのに、また水が登っている
ように見える。でも、絵の空間の中では収まっている訳です。
不思議です~。
他にも興味深い作品がたくさんあって、
とても刺激になった時間でありました。
エッシャーの作品は、どこか新奇なものと捉われている
側面もありますが、実はその技法や木版画家としての技術は
とても優れたものなのです。
ほんの一部のご紹介にとどまりましたが、
また、展覧会などの機会があれば・・・、
皆様も足を運んでみてください。
摩訶不思議空間に入り込みますよ~!!(笑)
では、改めて Fight~!!