～庭～風景をつくる。庭作り日記ｂｙ庭園空間ラボ

今度の土日（１１月１２日・１３日）に、山口県防府市の「月の桂の庭」が限定公開されるそうです。

前から見たいと思っていたのですが、２００１年から非公開となっていたため、見ることができませんでした。
そのままあきらめていたその月の桂の庭を、最近ふとしたことで思い出したのです。

今月　facebookで再会した同級の友人の趣味に「ライフワークは古庭園巡り」とあり、
俄然嬉しくなって彼と庭の話をしていたときに月の桂の名前が出たことがきっかけでした。

「月の桂かあ・・・まだあそこは非公開なんだろうなあ」と思って検索してみたら・・・

なんと！
２００８年から、一年に２日間くらいずつ　限定で公開されていると書いてあるじゃありませんか。
しかも、それを知った日の翌週の土日に。
すばらしきグッドタイミング。

そうと知ったからには　早速見に行かねば！
福岡から防府まで車で３時間弱くらいのドライブです。

見に行ったらまた報告したいと思います☆彡

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住所：防府市右田1091-1
交通：JR防府駅から防長バス堀行き、塚原下車徒歩3分
山陽自動車道防府西I.C、防府東I.Cより各10分

平成23年11月12日(土)・13日(日)
9：00～16：30(最終受付16：00)

観覧料 大人 500円、小学生以下無料
　
だそうです。

4年半前に造った庭。。。
今年の2月に杉苔をご注文をいただきました。家人の手で張っていただいてます。他に小さなアセビやモミジも。
竣工当時↓


近くに行ったので寄らせていただきました。しっとり馴染んでいい感じ☆春の庭めぐりは楽しいです(^^)


地下鉄の駅ができたせいか周りに家が増えてましたー。

東区のKさん邸、モダン和庭が完成しました！建物は建築家の冨岡さんの作品です。
建物のボリュームを受けつつ、敷地内の高低差も利用して、足元に広がり感を出しました。
植栽は芽吹が始まったばかり、これからぐんぐん緑が濃くなっていきます!
下の写真、中央はアズキナシ。

御影の平板テラスの中に植栽を散らした散策路。下草が成長して濃くなってくると石のシャープさと植栽の柔らかさの対比が綺麗に引き立ちます。下草メインはフッキソウ、明るい緑が欲しい時にピッタリです。

ウッドフェンスは建築の冨岡さんにもアイデアいただいて縦格子としました。3本に1本立子に変化をつけて単調にならないようにしています。柱は建物とリンクした２色使いで縦線を強調します。道路からの目隠しとして十分に機能しますね。


ウッドフェンスの長さがある時は1部ずらします。これをすると奥行きがぐっと広がります。背面にちょっと物を隠したりのユーテリティスペースの役割にもなります。


上から。植え付け直後の写真。早く成長した緑との対比が見たい！
コンクリート平板は元あったものの再利用です。綺麗におさまりました☆


フェンス手前の周囲にぐるりとグリ敷してます。敷地内の排水を外にくるようにしてますのでその下に暗渠パイプを活けてます。　たまに、いや頻繁に、排水処理を全く考えてない庭がありますが、ちゃんとしないと後でややこしいことになりますので、悩ましい点があるなら質問して明快な解答をもとめましょう。


ローボルトライトの20W照明です。

作庭中の現場、御影石貼ってメインの景石だけ決めました。ちょっとわかりづらいですが家から奥に向かって3段階に落としていくステップフロアです。わずかな高低ですがこれで結構奥行きが出るのです。
石はビシャン仕上げで面積があるので、綺麗にまとまりすぎやしないか少々不安でしたが、貼ってみるとパターン及び自然石とのコントラストで、メリハリがついてよかったです。正解でした。
平板を散らした中に植栽を入れた散策路…王道のデザインですが使う素材や高低差、アクセントの素材（景石やオブジェ）もちろん植栽の種類で色んな雰囲気が出来ます。　
　「またこれかと言われて1人前じゃきね」　土佐弁で字余り（龍馬伝見ちょるきに）　



ちなみに・・・これから高木植栽、草花と続くのですが、この段階でお施主さんから「これだけでとっても格好良い！」とお褒めのお言葉頂きました。御影石平板と自然石（もともとあった石垣を解体して出てきた物を使用しました）の枯山水庭の状態を気に入っていただきました。私の原点ですのでここを褒められるととっても嬉しいです（＾＾）ｖ