オゾン層破壊
日本では、ウイーン条約とモントリオール議定書の採択に合わせて、88年に
特定物質の規定等によるオゾン層の保護に関する法律(オゾン層保護法)が
制定されました。これにより、オゾン層破壊物質の生産や輸出の規制、排出
抑制の努力の義務などが定められています。
また、特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律
(フロン回収、破壊法)や家電リサイクル法、自動車リサイクル法によって、家庭
用や業務用のエアコンや冷蔵庫などに入っているフロン類の回収・破壊等の処理
が実施されています。
温暖化対策としても、京都議定書目標達成計画で、代替えフロン等の排出抑制
が定められ、産業界による進捗状況のフォローアップや代替え物質の開発等の
ノンフロン化の促進が進められています。
近年では、家庭用冷蔵庫がほぼノンフロン化され、スプレーも代替えフロンを使わ
ない増えてきています。代替えフロンに代わる有効な物質がいまだにない分野も
あり、さらなる開発・普及が望まれます。
現在、私達の生活には、依然として代替えフロン製品が多く存在します。そこで
業界団体でも、身近な代替えフロン排出防止や適切な回収に取り組むきっかけ
をつくるため、フロンの見える化を進めています。
私達消費者も積極的にノンフロン製品を選択していくことがオゾン層破壊を防ぐ
1つの手段だと思います。
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