花の産地表示
花卉の産地表示を推奨する取り組みが全国的に進んでいます。
目的は、低迷傾向にある花の需要を拡大することだそうです。産地の差別化やブランド
化を図ることにより、消費者に、その花のことを具体的にアプールできることが狙いです。
また、生産者の思いやこだわりをじかに伝える事も可能になり、商品を選ぶ消費者の
購買意欲が高まると考えられています。
ここでいう産地とは、あくまで出荷・販売される直前まで栽培されていた場所のことです。
産地名称は、国産の場合、都道府県名と産地名に加え、生産者や農場名を表記したり、
また、外国産の場合は産地国名をしるすのが一般的です。ただし、産地表示の対象は
すべての商品である必要はなく、あくまでPRしたい単品の商品だけでもいいのです。
花束であれば、主な花の産地を明記したい。さらに、消費者に対して、より効果的に
アピールできる産地以外の情報として、以下のようなことが考えられます。
1.品種名
2.管理方法
3.日持ち日数
4.エコフォーマー認定などの産地者の努力
そのほか、農家によっては出荷箱の中にメモを入れて送るなど独自の創意工夫が
なされています。
花卉の小売店に寄せられる消費者からの要望が時代とともに多様化するなか、小売店
の努力が続いています。その一方で食品ほど必要性が認められていないこともあり、
花の産地表示が遅れています。
今後、庭のガーデニングなど産地表示のついたタグがつくのもそう長くないと思います。
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