家庭菜園や花壇の土のこと

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今回はもっとも多く使う黒土について



黒土(黒ボク土)は日本では多いですが、国外ではほとんど
見ることができないらしい
地域的には北海道、東北、関東、九州に多い

母材である火山灰土と腐植で構成されていて
表層は腐植が多いため色は黒色又は黒褐色
下層は褐色となる
火山山麓の台地や平地でよく見られ
一部火山灰に由来しない黒ボク土も存在し
この場合は火山より遠く離れた地でも見られる

火山噴火により地上に火山灰が積もりその上に植物が茂り
枯れた植物は分解されて腐植となり
長い時間をかけて黒ボク土を形成する

火山灰に含まれる活性アルミナと有機物が結合するため
日本国内の他の土壌と比べると有機物の含有量が非常に多く
有機物の効力で植物に適した団粒構造をなす
ただしアルミナの影響でリン酸分の吸着力が高いため
リン酸分が不足しやすく、施肥をおこなわないとやせた土壌となる。



一般的に家庭菜園や花壇、植栽スペース、芝生の床土に
使用することが多いですが
この黒土に5%前後の粗目砂を混合させて
べた付きや、扱いやすさを考えた製品もある
しかし雑草も繁殖しやすいので
手入れの頻度がやや多くなるのが難点です
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