サルスベリ、受粉の仕掛け。

テーマ:加藤 收

花花

縮れた美しい花弁は昆虫を集めるためのものです。花芯の中央から下垂しながら最後に上向きになっている緑色の頭を持つのが雌しべです。雄しべは長短二種類あります。花芯に集まる短い雌しべの花粉を食べにきた昆虫は、長く曲がって伸びた6本の雄しべの花粉を体に着けて運び、他の花の雌しべに受粉させます。

サルスベリは自家受粉もしますが、紅白のサルスベリを植えておくと、中間の花の実生が出やすい気がします。違う種類の花粉の方が受粉しやすいのでしょう。絶えず変わった子孫を残そうとするのは、環境の変化に適応するための生物の本能です。

花

サルスベリは複雑な形の花ですが、花が房状に集まって美しい。

サルスベリを100円ショップで買ったガラス瓶に生けたが、美しく咲くサルスベリが少しかわいそう。花器は良いに越したことがありません。

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