インドの友人・・ベルギーのライバル?
先日、ビッグ・アイで開催されたお祭りにインドの友人をたずねて出かけていった。意外と大勢のお客が集まっていた。彼とはそのお祭りの2週間前のお祭りで知り合った。
そのとき、「チャイ」と言う飲み物をいただきながらいろいろとメイドインインドの産品が展示販売してあって、そういうのが嫌いでない私はチャイのノーマル味一袋とシナモンの樹皮を細かくしたものを一瓶、あとシナモンの樹皮を少し粗くしたものをひとパッケージ(サランラップにくるんだもの)を求めた。
麝香はないの?とたずねたがその時はなかった。もっとアルカロイドについて聞きたいところであったが、あまり興味を惹起しすぎると「らもさん」になってしまいそうなので自重しふたたび「チャイ」をいただいてファーストコンタクトは無事終わった。
ラオスに調査で出かけたときも現地には不思議な飲み物や香料がたくさんあった。ラオスの郡部ではたばこの値段が高いらしく喫煙者はほとんどみかけなかったが、売店には一応国産のものとおもわれるのが売っていた。健康云々よりも経済が効果的な事例だと思う。
まあ、考えてみれば日頃飲んでいる「お茶」もアルカロイドなどのお茶の葉の成分を水抽出しているわけで、昔は「薬」としてごく限られた人たちが飲んでいたはずで、今では特段珍しいことでもややこしいことでもない。
以前は薬や化粧品に使われていたもので今使用禁止・または使わない方向で業界が通達や自主規制しているものはたくさんある。硫化水銀は昔、不老長寿の薬や銅鏡の研磨剤に使われていたそうである。また化粧品(伊勢おしろい)としても使われていた。その硫化水銀を産出するところに丹生(にゅう)と名のつくところが多い。
世界遺産に登録されている丹生都比売神社も そのひとつらしい。
明治初年の神仏分離まえには丹生都比売神社と高野山は1200年も相和していたという話をきいた。 仏が伝来(538年?)してしばらくして土着の神と折り合って1200年、明治に元号が変わって中断し150年くらい後の最近、また相和したらしい。全体から眺めれば10分の1の期間、形式上分離していたことになるのだろうか?いきの長い話である。さすが世界遺産!
そんな時に必然的にベルギーの好敵手がみつかった。ベルギーといえば1000万人くらいのフランスの北にある国である。残念ながらベルギーのひとと直接話をした記憶はない。が、チャンスがあれば積極的に話しかけてみようと思う。