ランドスケープデザイン
造園 ランドスケープ 植芳造園の仕事
ランドスケープデザインの2月号に
植芳造園 井上剛宏の
「現代日本庭園考」が掲載されました。
こちらのページには・・・、
井上の造園道が執筆されています。
井上が造園家としてスタートのきっかけとなった、
井上卓之氏の庭への思いや
同期である進二五十八氏や涌井史郎氏との出会い。
実は枝も、井上卓之氏の庭に感動し、小形研三氏の所で内定を頂いていたのですが、京都で修行し造園家として進む事を決めたそうです!
このページの中に・・・、
昨年お会いした時、ちょうど施工中だった鎌倉光明寺の庭園、
完成したようで写真か掲載されていました。
こちらのお庭は鑑定依頼からの始まりだったとお聞きしました。
小堀遠州の世界を作庭したお庭です。
そして次のページには・・・、
造園家を目指す若者へのメッセージや
庭づくりの作法について執筆されています。
メッセージとして、
造園人として、技術や技能、感性を磨き、
現代の文化や生活様式に合わせた様式美を創成する事の大切さを綴っています。
その中でデザインの引き算についてはとても勉強になりました。
そして実際、デザインの神髄といわれる引き算のされたお庭を完成させるためには何が必要なのか・・・?
実際それを創る人達の・・・、
技術や技能、感性が必要なのではないかと・・・。
これに欠けると、素材や形にとらわれてしまい、足す事ばかり考えてしまいます。
そして構成美や統調に欠けたお庭になってしまうのだと。。。
そしてもう一つ気になる言葉が・・・、
「デザインビルド方式」
デザインビルド方式とは、
設計施工一貫という意味合いですが、
最近は、良い物を創るというより、効率重視の為か、作業分業が当たり前になってしまっているように思います。
弊社も経営や人を育てる効率を考えると、分業にした方が良いのではないか、迷った時期もありましたが、最近は、この方法を続けてきて良かったと確信できるようになりました。
会社の目的によって違いはありますが、どうしても経営重視で考えてしまうと・・・、
スピードや数で競う事を考えてしまうので、
今回のトヨタのような事も。。。
経営者としては優秀では無いのかも知れませんが、我々物つくりをする者にはとても大切な事のように思います。
そして井上は・・・、
若い時は素材との闘い
いまは自分との闘い
とコメントを締めてました。
井上剛宏 プロフィール
アトリエホームページ
植芳造園ホームページ
植芳造園の仕事でした。
今回のランドスケープデザインで、とても素敵なお庭の写真以外に、とても面白いページがあったのでご紹介します。
「昭和の造園家の奇跡」
昭和期に活躍された造園家達の「残された名言」が掲載されています。
現在でも沢山のお弟子さん達が活躍されている小形研三氏や中島健氏。
ソニーのCMでも有名な重森三玲氏。
そして、井上や枝も影響を受けた井上卓之氏の言葉も。。。
でも・・・、と~っても驚かされた言葉は・・・、
その隣に掲載されていた岩城亘太郎氏の言葉!
「人間が下衆たど庭も下衆になる」
下衆を辞書で引いてみたところ・・・、
心根の卑しいこと。下劣なこと。と書いてありました!
ん~~~ん!凄い!