大震災直後に地下水簡易ろ過器を作りました。

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 大震災の翌日、飲料水を朝一でガッチリ購入したので心配なかったのですが断水は長期になると予想できたので、3月12日の午後にはガーデニング用の鉢を利用して簡易なろ過器を作ることにしました。
 近くのホームセンターで、炭、貝殻活性炭、砂利などを購入して早速作りはじめました。
 ろ紙はパオパオシートがあったので代用してまずは、一番下にろ紙敷いて水槽用の炭、貝殻活性炭、粗め砂、水槽用の2分砂利、炭、粗め砂、砂利の7層で各層をろ紙で区切ることで浄化の効果を大きくしようと考えました。
 ろ過器を作る目的は、地下水は少し鉄分の臭いと、砂などが揚がってくるので子供のころの経験を元に作りましたが、見事に成功しました。
 早速近所に、お客さんに、親せきに届けたり、連絡したりで翌日からは沢山の人が汲みにきていっぱい感謝をして戴きました。
 約半月の間、汲みに来た方が居ると、放射線の心配もありましたが出て行って手伝いました。
 4月11日の余震で丸1日断水でまた、沢山の方が汲みにきました。
 人が集まると、ガソリンの情報があり、またスーパーの営業情報や、いろいろと差し入れもあり(今でも時々あります)ました。
 地下水だけでなく、ペットボトルの水を差し上げたり、カップめんをあげたり、戴いたり結構笑顔の絶えない、貴重な体験をしました。
 今回の震災直後に考えましたことは、自分だけの生活を大切にすることより、おすそわけして少しづつでもいいから皆さんと分け合うことで一緒に乗り切りましょうと声を掛けてきました。
 いまは生活も大分落ち着いてきましたが、当時の方に会いますと、こぼれるような笑顔で挨拶を戴きます。
 震災の3日後には被災したお客様の手伝いを、息子と一緒に(1階が津波で被災、ブロック塀は約80m、車3台その他もろもろ)の被害に合い悲惨な状況でしたので2日ほどボランティアでお客様の手伝いをしました。
 ユニックで屋根瓦にシートで保護したり、車をユンボ引き上げたりとなれない作業をしました。
 屋根瓦の補修は危険なのでユニックの先端から命綱を取っつての作業です。
 参考までにろ過器の写真を掲載しますが屋根瓦補修の写真は後日掲載します。
 ろ過器は、もっとしっかりしたろ過器を作りたかったのですが、急ごしらえなので写真の作品です。
 ビニール袋をかぶせてあるのは放射線の予防になります。
 尚、そろそろ解体して汚れ具合を見たいと考えております。
製作直後、息子を記念に写しました。途中からパレットを敷いたので汲みやすくなりました。

製作直後。息子を記念に写しました。
今は

今は誰も汲みに来ないので淋しく立たづんでます。 汲んでる写真は忙しくて写せませんでした。
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