市長選は大切なターニングポイント シーズンズを守れ!
2003年から2013年までの10年間(厳密に言うと9年間)ポール・スミザー氏が設計・監修を行った美しき庭園シーズンズ。
閉園からやっと訪れることができました。
しかし。。。
無残に切られたトサミズキ
無残に切られたサルカコッカ
適当な高さで切り戻されたカシワバアジサイ
地際まできり戻されたイングリッシュブルーベル
ほとんどの木々が無残な剪定をされています。
まるで日本庭園のように下草は何もなければ綺麗だろうと地際まで切り戻された植物達。
ワークショップの初期段階から、あれほど宝塚市にはこの庭園のことを理解しない安い値段で仕事を引き受けるような業者には植栽管理を任せて欲しくないといってきたにもかかわらず、去年までこの庭の面倒をみてくれていた、もともとシーズンズの建設に関わっていた業者をはずして、入札の一番安い業者を雇った結果がこれです。
特記仕様書に「高質な庭園」と書いておきながら、やってることは13年間の努力を一瞬で無駄にしてしまう植栽管理。言ってることと、やっていることが乖離しすぎているのではないでしょうか。
宝塚市の監査が安い業者にしたそうですが、じゃあ宝塚市の情報統制はいったいどうなっているのか?
こうなることは、さんざん言われてきたでしょう。
切られた木は、もう元に戻らないものもあるのですよ。
今現在この庭を管理している業者は、この庭を入札で取ったときに、あるいはとる前に、この庭がどのように管理されている庭であるか勉強したのだろうか?
物言わぬ植物だからといって虐待してもいいわけでなく、これがプロフェッショナルの仕事ですか?
ここにあるモミジは、宝塚ファミリーランド時代の茶室の横にあって丸く刈り込まれていたものを、樹形をもどすために13年間(シーズンズ時10年+前の業者管理3年)がんばってきたのに、また無残に切られるとは。。。。
幼木から樹形を維持して育ててきたフイリミズキも、ポールさんが切る必要はあまり無いといっていたアメリカハナズオウシルバークラウドも、美しい木陰を作っていたフォレストバンシーも。。。
鳥取の緑化フェアで湖山池ナチュラルガーデンを造った際も、鳥取で一番を名乗る造園会社が杜撰な石積みを作って大顰蹙をかっていました。
100年以上それ以上残るポールさんの庭で、プロフェショナルに値しない仕事が、長い年月人の目にさらされることをこの造園会社はどのように考えているのでしょうね。
両者とも、まともな仕事をしないなら、この業界から去って欲しいです。
庭を残すのはサマーハウスの周りだけ、みごとに宝塚市の青写真は完成に近づいていますね。
たしかに木々を残すなど配慮はしていただいていますが、はじめから全部残すつもりで議論すれば(少なくとも市民側の多数はそうであった)、温室も無駄につぶされることはなかったはず。
残念ながら、このまま市の建物の建設が進めば、シークレットガーデンやその周りを囲むガーデンルームスの石壁、モッコウバラのアーチ、ロビニア・アーチのロングウォークはすべて撤去されます。
返す返すもお願いですが、他市他県の人間が何を言っても宝塚市は意に介しません。
宝塚市民だけが市政を動かせます。
ぜひ次の選挙では、この庭をつぶしにかかった現行政から、この庭園を守るといってくれるひとに投票をお願いいたします。
宝塚市民にお願いです。足元にある大事なものをしっかりと見てください。
クリスマスローズ満開です。
この庭の冬の名物、ヘレボラス(クリスマスローズ)アグチフォリウスの大株
エキウム元気です。
サンシュユ、変な剪定されても健気に咲いてます。
今日は、小さな子供さんをつれたご家族も多く来られました。
子供さんはみんな、このサマーハウスのまわりの入り組んだ空間を喜んで走り回るんですね。
曲がった後にまた新しい景色が見えるというポールさんのガーデンデザイン。
子供たちの好奇心を、ものすごくかき立てるのではないでしょうか。
現市長は、この子供たちのすがたを見てどう思うんでしょうね。
彼女の中には、何も無いただっぴろい芝生を駆け回る子供のすがたがあるようですが、子供にとってどっちが刺激的かどうか再考してみてはどうでしょうか。
湖山池ナチュラルガーデン「とっとり晴れやか庭園」 2016年秋
2013年9月21日(土)から51日間開催された第30回全国都市緑化とっとりフェア 「水と緑のオアシスとっとり2013 」から、明日2016年9月21日(水)で3年目を迎える湖山池ナチュラルガーデン。
ランドスケープデザイナー ポール・スミザー氏がデザイン・監修され、地元の素材にこだわった山野草を中心とした庭園は、フェア開催時は3年目の姿でしたが、これで6年目の姿となります。
フェアのシンボルツリーだったタチヤナギ。 フェアのロゴマークにも、あしらわれました。
園内の群生するススキの情景が素晴らしく、日本の秋の原風景がここにあります。
フェア終了時に改修され、市民に開放された庭園は、青い空と水のひろびろと広がる場所。植物がのびのびと美しく、たくましく、仲良く育っている場所。野鳥 や蝶々が自由に飛びまわり、魚たちが水面を跳ね、生命の輝きを感じる場所。そして訪れる人々の心が開放され、生きる歓びや勇気がわく場所。そんなガーデン であり続けてほしいという願いを込めて、「とっとり晴れやか庭園」と名づけられました。
園内のオミナエシは満開で、たくさんの蝶々がやってきます。
水辺には、数種類の鳥の姿が。 このかたは、シーズンズでもよく見かけましたね。
庭園中央にある巨石で造られたオアシスの木々も、年々立派になっています。ポールさんの目指した木陰をつくるのに、あと何年かかるでしょうか。
鳥取では、フェア終了後も、県と市と市民の活動は続いており、毎年ナチュラルガーデンマイスターが誕生し、鳥取流緑化の推進を県内で進めておられます。
フェアを監修されたポール・スミザー氏やフェアを企画し開催・運営された担当者の想いが紡がれていくことを願ってやみません。
そして今年も、第3回目を迎える「とっとりの自然を活かしたガーデンデザインコンテスト」の作庭がまもなく始まります。どんな作品が出展されるのかとても楽しみです。
ぜひ、関西からも鳥取へ。
ぜひ、ポール・スミザー氏の美しい庭をご覧になって、人が手を加えることによってさらに美しくなる自然の姿を、ここで感じてください。
●【鳥取】グリーンフェスタinとっとり2016(第48回花と緑フェア)
|開催日 2016年10月15日(土)
|会場 湖山池公園 湖山池ナチュラルガーデン「とっとり晴れやか庭園」
ポール・スミザー氏の植栽 清里のフジアザミ
山梨県北杜市清里にある、萌木の村。 ポール・スミザー氏が手がけるナチュラルガーデンの夏の姿です。
右手前にあるのがフジアザミ(富士薊、学名 Cirsium purpuratum)
ポール・スミザー氏が手がけられていた宝塚ガーデンフィールズ英国風ナチュラル庭園 シーズンズのロック&グラバルガーデンや、現在手がけられている鳥取湖山池ナチュラルガーデンにも植栽されています。
トゲトゲしていますが、ピンク色のかわいい花をうつむきかげんに咲かせてくれます。
ここ萌木の村には、フジアザミ以外にも、ポールさんの好きな野アザミが数種類植栽されているので、花の咲く時期には、ぜひ見に来てていただきたいです。
他の植物との組み合わせも、とても美しいポール・スミザー流植栽。
ここ萌木の村の最寄り駅である清里駅の広場にも、ポール・スミザー氏の植栽があり、フジアザミは、その大きさから、ひときわ目を引くのです。
駅を利用されるお客様から「この大きな植物はいったい何?」という声が聞こえたら、ぜひ「フジアザミですよ」と教えてあげてください。
春と夏の花が同時に咲く清里の短い夏もそろそろ終わりです。ナチュラルガーデンを見に、ぜひ清里の萌木の村に足をお運びくださいませ。
ポール・スミザーの八ケ岳の庭12カ月 A Year in the Garden 4月8日(金)発売です
|日時 2016年6月11日(土)13:00~14:30 6月12日 10:00~11:30
|参加費 4000円 フレッシュハーブティーとスィーツ付
|お申込み・お問い合せ 萌木の村ナチュラルガーデンフェア事務局 TEL 0551-48-3522
|日時 2016年6月11日(土)・12日(日) 各12:00~12:30/14:30~15:00
ガーデンフィールズ跡地へのパブリックコメントの募集が始まりました 修正削除移動
ガーデンフィールズ跡地へのパブリックコメントの募集が始まりました。
このパブリックコメントは、宝塚市民だけでなく、市外のみなさんの声も、宝塚市に届けることが出来ます。(全国の皆さんの声を届けることが出来ます。)
上記リンクから宝塚市のサイトにジャンプしていただき、コメント用紙をダウンロードし、市役所政策推進課へ持参・郵送・ファクシミリ・電子メールのいずれかの方法で送ることが可能です。締め切りは、1月21日となります。
このパブリックコメント募集の冒頭には、『宝塚植物園』、『ファミリーランド』の記載はあっても、ポール・スミザー氏が設計・10年間監修されてきた『英国風ナチュラル庭園シーズンズ』があったことは、なぜか一言も触れられていません。
シーズンズもこの場所の記憶(を引き継ぐようにポールさんが設計された歴史)の一部であり、多くの人が継続して残して欲しいと応援してくださった庭園です。
ワークショップでもたくさんの市民が訴えかけたことであるはずなのに、宝塚市やこの庭の植栽を担当するe-designには、(有識者会議での発言を聞いたかぎりでは)ポールさんやシーズンズへのリスペクトは見受けられません。
なによりも私たちが望むことは、宝塚市が再度ポール・スミザー氏を起用し、庭の再生を行ってくださることではないのでしょうか。
この場所には、残してほしい樹木や草花、素晴らしい景観がたくさんあります。
植物の保護、景観(ガーデンデザイン)の維持、管理者の必要性、この庭を設計・監修してくださったポール・スミザー氏のコンセプトや理念の継承など。
シーズンズを愛する私たちの声が、少しでも宝塚市に届いてくれるように、このブログを見てくださっている皆様の想いを宝塚市に届けていただければとおもいます。