考えましょう!未来へ
お米の放射能
テーマ:ブログ
2011/08/28 09:21
お米の放射能がこわい
そろそろ米の収穫時期が近づき、千葉や茨城などで放射性物質の測定が始まりました。
米は主食なので、安全性を考えて副食系の食材よりも厳しい摂取限度を取るべきだと思うのですが、依然としてキログラムあたり500ベクレルと、恐ろしく高い数値を「基準値」としています。
さらに、大量の米を全量検査することは出来ないからと、スクリーニングをすることになると予想されるのですが、その限度も200ベクレル程度になるとみられます。
つまり200ベクレル以下の汚染米が数値も明らかにされず流通する可能性があります。
500以上(つまり基準値)が出なければ問題ないとする姿勢は、大変な被曝を引き起こし、健康に重大な影響を与える恐れがあります。
その影響の多くは子どもたちに起きるでしょう。
食品の摂取による内部被曝は、多くの係数を掛け合わせることになるので一般的にわかりにくく、キロあたり500ベクレルが基準値と言われればそんなものかと思う人も多いかもしれません。
これもまた、わかりにくさを隠れ蓑にした結果の、情報操作だと思います。
簡易計算する方法がありますので、それを提示します。
キログラムあたりのベクレル値を100で割ります。
その後ろにミリシーベルトの単位をくっつけます。
これだけ。これで、その食品を毎日1キログラムずつ摂取した場合の年間被曝線量に近似します。
セシウム以外の放射性物質も混在する可能性がありますが、この計算では不十分ですがそれも勘案しています。
実際の計算は、日本アイソトープ協会が出している「アイソトープ手帳11版」などに係数が出ています。
また、「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」(厚生労働省医薬局食品保健部監視安全課)にも計算方法が載っています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r98520000015cfn.pdf
さて、簡易計算では500ベクレル/キログラムは、毎日1キロずつ摂取すれば年間積算被曝量5ミリシーベルトに相当します。
年間被曝線量を1ミリシーベルトに押さえようと思えば、米は1日あたり200グラム以上摂取してはならないことになります。
食品安全委員会が
生涯で100ミリシーベルト
を食品からの摂取限度量としました。
それから逆算すると、ゼロ歳児換算で
毎年1ミリシーベルト強
の被ばくが限度となります。
その限度量を米だけで超えてしまう。
これが500ベクレル/kgの実態です。
「500ベクレルは流通基準である。その基準値いっぱいに汚染された米が流通するはずがない」という声が聞こえてきそうです。
しかしそうなると500ベクレルには安全余裕は全く無いばかりか、すり抜けて流通する可能性を考えての安全余裕も確保できないことになります。
およそそんな「安全基準」はありえません。
摂取限度を考えて、流通する米のセシウムのがまん量「摂取限度」という名の強制される被曝量は、毎日1キログラム食べるようなかなり多く摂取する場合を想定しても米単体で1mSv/年を超えないためには成人で100ベクレルが限界です。
少なくとも100ベクレルを超えないように「基準」を設定すべきなのです。
子どもの場合は安全を見て10分の一つまり一桁に抑えるべきだと思います。
そろそろ米の収穫時期が近づき、千葉や茨城などで放射性物質の測定が始まりました。
米は主食なので、安全性を考えて副食系の食材よりも厳しい摂取限度を取るべきだと思うのですが、依然としてキログラムあたり500ベクレルと、恐ろしく高い数値を「基準値」としています。
さらに、大量の米を全量検査することは出来ないからと、スクリーニングをすることになると予想されるのですが、その限度も200ベクレル程度になるとみられます。
つまり200ベクレル以下の汚染米が数値も明らかにされず流通する可能性があります。
500以上(つまり基準値)が出なければ問題ないとする姿勢は、大変な被曝を引き起こし、健康に重大な影響を与える恐れがあります。
その影響の多くは子どもたちに起きるでしょう。
食品の摂取による内部被曝は、多くの係数を掛け合わせることになるので一般的にわかりにくく、キロあたり500ベクレルが基準値と言われればそんなものかと思う人も多いかもしれません。
これもまた、わかりにくさを隠れ蓑にした結果の、情報操作だと思います。
簡易計算する方法がありますので、それを提示します。
キログラムあたりのベクレル値を100で割ります。
その後ろにミリシーベルトの単位をくっつけます。
これだけ。これで、その食品を毎日1キログラムずつ摂取した場合の年間被曝線量に近似します。
セシウム以外の放射性物質も混在する可能性がありますが、この計算では不十分ですがそれも勘案しています。
実際の計算は、日本アイソトープ協会が出している「アイソトープ手帳11版」などに係数が出ています。
また、「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」(厚生労働省医薬局食品保健部監視安全課)にも計算方法が載っています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r98520000015cfn.pdf
さて、簡易計算では500ベクレル/キログラムは、毎日1キロずつ摂取すれば年間積算被曝量5ミリシーベルトに相当します。
年間被曝線量を1ミリシーベルトに押さえようと思えば、米は1日あたり200グラム以上摂取してはならないことになります。
食品安全委員会が
生涯で100ミリシーベルト
を食品からの摂取限度量としました。
それから逆算すると、ゼロ歳児換算で
毎年1ミリシーベルト強
の被ばくが限度となります。
その限度量を米だけで超えてしまう。
これが500ベクレル/kgの実態です。
「500ベクレルは流通基準である。その基準値いっぱいに汚染された米が流通するはずがない」という声が聞こえてきそうです。
しかしそうなると500ベクレルには安全余裕は全く無いばかりか、すり抜けて流通する可能性を考えての安全余裕も確保できないことになります。
およそそんな「安全基準」はありえません。
摂取限度を考えて、流通する米のセシウムのがまん量「摂取限度」という名の強制される被曝量は、毎日1キログラム食べるようなかなり多く摂取する場合を想定しても米単体で1mSv/年を超えないためには成人で100ベクレルが限界です。
少なくとも100ベクレルを超えないように「基準」を設定すべきなのです。
子どもの場合は安全を見て10分の一つまり一桁に抑えるべきだと思います。