原種の植物の魅力

テーマ:ブログ
いろんな植物が実をつける時期です。

オオバギボウシの実

さて、これは何の実でしょうか。



オオバギボウシの株

答えはオオバギボウシ。

あいやまの森に自生していて、あちこちから芽を出しています。

園芸店で見かける園芸品種のホスタの原種になります。

茎を高く伸ばして花を咲かせて、

実がつくと重さで茎が弓なりにしなります。

風が吹くと実がぶらーんぶらーんと揺れて、まるで別の生き物のよう。



オオバギボウシの種

実が裂けて黒い種が見えています。

この種が親株の周りにハラハラと落ちていきます。

なるほど、真下に落ちてもびっしり茂った親株の株元では

発芽すら出来ないですもんね。

太い茎を高く伸ばしてその先に実をつけることで

種をなるべく離れたところに落とす作戦か。

と、自分なりにオオバギボウシの生態戦略を考察してみたりしてます。



植物の姿の全てには理由があります。

植物たちは厳しい競争を生き残るために、

己の生き方のスタイルを洗練させ続けています。

芽が出てから種を落とすまで、余計なことをしないのです。

花だけでなく、その姿のすべてが自然のデザインであることを

教えてくれるのが原種の植物です。

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