剪庭園日記 | 広島から庭木・植木の剪定｜樹木内科治療、樹木外科手術 | 樹木剪定の先駆者、自然保護の覚醒者・塩田剪庭園の代表日記

写真はマツノザイセンチュウによって、枯死したクロマツです。
マツノザイセンチュウは、マツノマダラカミキリという虫の体内に存在します。
マツノマダラカミキリは言わばマツノザイセンチュウの「運び屋」です。マツノマダラカミキリがマツへ飛んできて幹などを食害。そしてマツの傷口からマツノザイセンチュウは侵入し、大繁殖を広げ、マツを衰退・枯死させます。

マツノザイセンチュウ、マツノマダラカミキリは、かつては「松くい虫」と表現されてきましたが、現在では、マツを直接枯らす正体がマツノザイセンチュウ、そしてマツノザイセンチュウを運び、マツの体内へ運ぶのが、マツノマダラカミキリです。


ちょうど、マツノマダラカミキリが開けた穴があります。


予防方法は、スミチオン乳剤を８００倍で一ヶ月に３～４回ほど、または、マツグリーン液剤を２５０倍で予防すれば、防ぐことは可能です。

しかし、対処が遅いと、手遅れです。
写真のクロマツも、対処が遅いために枯れてしまいました。もっと早く、私の元へ言ってくれれば、対処できたのですが。

マツノザイセンチュウは、一般の造園業者や庭師ではどうにもなりません。
私の場合は、予防として、スミチオンやマツグリーン液剤を散布します。
もし、マツの葉っぱなどに異変があれば、バイセフト乳剤、またはバイジット乳剤を散布します。
バイジット乳剤などは、マツノザイセンチュウには効果的です。


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