思い出
新潟の秋です。(ていうかウチの?)
ナンテンの実の赤
オオサカズキの赤
ベニシダレの赤
赤もいろいろ。日本っていいですね。叙情的で。♭な感じです。
この仕事をして最近思い出すのは
親戚のおじさんのこと。
子供の頃おじさんの行商のお供をしたことがあります。
缶詰、くだもの、干物の魚、ちりがみやお菓子、卵、牛乳、パン。
なんかせまいバンの中にいろいろ詰め込んで
すごい田舎のすれ違いできない道一本しかないようなとこに
音楽(しかもド演歌)を鳴らしながら車を走らせて(歩くスピードで)
「誰もいないのに」と思ってると、
どこからともなく人が出てくる。
「あれ、持ってきてくれた?」「あぁ、もって来たよ」
「これ助かるわ」「今度また持ってきて」(あやしい売買ではありません)
そんなような訛った会話が聞こえていました。
あれから何十年も経ったけど、
全然仕事は違うけど
自分の中の原風景として残っています。
お客様のために必要なものを、自分の引き出しに詰め込んだものから、
足りなければ、探し出して、ご提供したい。
おじちゃん、見てて、頑張るぞー!!