イカイソウ
テーマ:ブログ
2010/03/18 19:20
先月、植えたばかりのイカリソウが咲きました
「花が船のいかりの形に似ているからイカリソウ」。よくこのように言われますが、この花のいかりとは今のの二本鉤(かぎ)のものではなく、昔の和船で用いられた四本鉤のいかりです。
イカリソウの開花期は4~5月。花の四方に伸びた角のような部分、いかりの鉤にあたる部分は「距(きょ)」と呼ばれる器官で、これは花弁の一部が袋のように変化したものだそうです。距の中には、花粉を媒介する昆虫をおびき寄せるための蜜が入っています。花の後にできる種子は親植物の下にぽとりと落ちるだけですが、その表面にはアリが好む「お弁当」のような物質が付いています。アリは自分の巣の近くまで種子を運び、「報酬」として「お弁当」を受け取りますが、その結果、イカリソウは分布を広げることができるそうです。
いつの思うのですが植物は自分では動けないのですが、周りの環境や生き物達に助けてもらい、大きく仲間をふやしていくんだな~と感心します。
私も最近では、本当に一人では生きていけないな~とつくづく思います