SANKO EXTERIOR BLOG from OSAKA

この話は　ちょうど今から１年くらい前のお話でその日の夜は激しく雨が降っていました。

僕はＳＴＡＦＦと一緒に会社でお仕事をさせて頂いてました。

時間も１０時前くらいになり　そろそろ帰ろうと片付けをして

ＳＴＡＦＦの皆さんより　少し早く終わらせて頂きました。

会社を出て　１０分ぐらいして　会社から電話が・・・・

ＳＴＡＦＦ　　　『社長！　狭山市の大野様からのご紹介のお客様より電話が入り今から打合せができないかと仰っていますが・・・・』

僕　　　　　　『ん？　こんな時間から打合せ？　ちなみに大野さんからその電話のお客様の件で何か聞いてた？』

ＳＴＡＦＦ　　　『聞いてないんですよ・・・　しかも狭山で工事をさせて頂いた大野様は全部で７件もあるし　この時間なので電話確認は失礼かと・・・』

僕　　　　　　　『大野さんの下の名前は分かる？』

ＳＴＡＦＦ　　　　『お伺いしたのですが　下の名前は分らないらしいんです・・・・ただ　芸能関係の仕事をされてる大野さんらしいですよ？』

こんなＳＴＡＦＦとのやり取りをしながら　色々な疑問はあったのですが

深夜という事もあり　ちゃんとした確認ができないまま　そのお客様の所に車を走らせました。

待ち合わせ場所に来られたのは　６０代後半の全身をブランドでバッチリときめられた　男性でした！　

その男性は　僕に簡単な資料を手渡し　

男性　　　　『実は　僕は中島　みゆきの旦那なんだよ！　それでこちらの方にセカンドハウスの話があってね！　大野に聞いたらＳＡＮKOの社長に相談するといいよ！って言われて連絡したんだよ！”　でもくれぐれも仕事柄マスコミにバレルとうるさいから内緒で頼むよ！』　

僕　　　　　『中島　みゆきさんて結婚されてたんですね～？　知りませんでした。』

男性　　　　『マスコミがうるさくて　そんなのみんな隠してるよ！』　

この男性と話をさせて　頂いてる時も　なんか変だな～・・・？と僕の頭の中は　？？？？でいっぱいでした・・・

でも　大野さんという　弊社のお客様の名前をしきりに出され　失礼な態度もできず・・・

すると　打ち合わせ？が終わり　男性は　東京に戻らないといけないのでという事で駅まで送りました。　　

話の途中　男性は今日置き引きにあって　財布も全て盗られてと話していたのですが　

僕は怪しいと感じていたので話を何度もそらしていました。

駅に着き　男性は　本当に申し訳ないんだけど　３万円だけ貸してくれないか？

と頼み込んできた・・・　　

絶対におかしいと思っていたのですが・・・

またしても　大野様の名前が・・・　　

僕は万が一　本当に大野様のご紹介だったら大野様のお顔を潰してしまうと考え　

渋々３万円を渡してしまいました・・・

・・・・翌日　全ての大野様に確認させて頂きました　案の定　誰も知らないとの事・・・

やられちゃいました・・・・　

早速　警察に電話をしました。

警察の方は　僕がさわりの部分を話するだけで・・・

警察　　『社長　それ中島　みゆきの旦那とかいう爺さんでしょ？　詐欺ですよ！』

警察　曰く　関西方面で建築関係の業者をターゲットにした詐欺爺さんらしく何件も被害届がでているとの事・・・・

お客様の名前もあてずっぽに言い　確認できない時間帯を狙い　

その弱みにつけ込んだ犯行に　かなり怒りを隠せませんでしたが・・・

怪しんでいたにも関わらず　渡してしまった自分自身も反省し　

高くついた授業料だと思い　あきらめました・・・・

そして　３日　４日前に　ニュースを見ていたら見た事のある爺さんが・・・・

そうです！　あの時の爺さんです！