広葉樹の冬囲い方法
こんにちは
葉っぱ64(森山)です
季節柄、冬囲いの仕方について聞かれることが増えてきましたので、
今日は 『 広葉樹の冬囲い 』について説明させていただきたいと
思います。
色々な方法があるかと思いますので、
今日は私なりの方法ですが、ご説明させていただきたいと思います
樹木の大きさ、植えた場所等色々なことに配慮していただきながら
作業をして頂ければと思います
今日はこんな風な完成イメージで冬囲いをしたいと思います。
この木が冬の間に、冷たい風(ブリザード)などにさらされて痛まないようにする
目的と、雪解け時に枝が寝雪に引っ張られて痛むのを防ぐことができます。
材料
①冬囲い用の荒縄
②風の強い所の樹木には 寒冷紗(かんれいしゃ)のようなネット
が必要です。
ビニールやシートなどの風を通さないものは、風のあおりを受けやすく
反って木の芽を痛めたり、風で飛んで行きやすいので、ネットがおすすめです。
今日はこのエゴの木を冬囲いします。
↑ 結び目のある方が裏になります。
裏返しにして、結び目の無い方を上にして、真ん中の留め縄を切ります。
こちらの面から縄を出した方が、縄がよれずに素直に出てきます。
樹木の枝を束ねるように、数箇所を縄で絞って行きます。
縄は2重巻の、結び目は『男結び』が良いのですが、玉結びでも大丈夫です。
きゅっと絞ります。
枝が折れないような強さで、強すぎず弱すぎず束ねて行きます。
↑ こんな感じに絞られてきます。
頭の上の方も絞っておくと、雪が樹木の頭に乗りにくくなるので
おすすめですよ
これで絞り終わりました。
ほとんどの樹木はこれで冬囲い完了でOKだと思います。
ちょっと大切な木や、風当たりの強い木には
更に寒冷紗(かんれいしゃ)をかけます。
↑ これが寒冷紗です。
今回は2m×1.8mのネットを使いました。
↑ 樹木の頭から掛けて行きます。
よいしょ。。。
ネットが強い風でもあおられないように、荒縄で絞って行きます。
縛った箇所は、縛り目がきれいに見えるように、鋏を使って
2本の縄を同じ長さに切ります。
こうすると、仕上がりがキレイに見えます。
ちょき。
ポイントは
縄を切った時に、ゴミがあまり出ないように、
縄を長く出しすぎないように気を付けると、スマートなお仕事に
見えますよ
どうしても飛び出てしまう枝があると思います。これらの飛び出た
枝は別に縛り付けます。
今回は2箇所を縛って樹木の本体に縛り付けましたよ
こうすることで、ネットをかけやすくなります。
段々と出来上がって来ました。
さあ、いよいよ仕上げです
これをすると、キレイな冬囲いになりますよ
寒冷紗(ネット)の端が出てしまった場合は、
これを本体に縛っておくと、冬囲いの仕上がりに違いが出ます。
まず…
ハサミを使って、寒冷紗に穴を開けます。
穴を開けるといっても、できればハサミを閉じで使い、
ネットの繊維を穴を押し広げる感じにすると、
次の年にもまたキレイな寒冷紗を使うことができます
どうかな… こんな感じです。
ネットに穴を開けて、縄を通します。
それを本体のネットにも穴を開けて留めましたよ
これで、端の収まりがきれいになりました。
ネットの裾もヒラヒラしたままでなく、
ちょっと留めておくとGoodです。
こんな感じでしょうか…
きゅっと。
これで完成です~
もっと寒冷紗もキレイな色があると良いのですが…(笑)
メーカーさんにパステルカラーの寒冷紗を
お願いしたいですね(笑)
後は落ち葉を拾って…
縄を元に戻し、来年使う時も縄の端がわかるように、
縄の先を縛ってある紐に、縛っておくと良いかと思います。
こうしなきゃいけないということはないので、
気軽に作業をしてただければと思っております
別の日のブログに
コニファーの冬囲いに付いて書いたものもありますので
コニファーや低木を冬囲いされる方はこちらをどうぞ
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それではお疲れさまでした
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