今日は漢文調で。
刺田比古神社 岡の宮 御由緒略記
延喜式内社
和歌山城鎮護
吉宗公拾い親
和歌山市片岡町二丁目九
祭神 道臣命 大伴佐氏比古命
当神社は 延喜式神名帳、紀伊国神名帳等に記載された古社で、岡(現在の和歌山市広瀬、大新、番丁、吹上、芦原、新南地区)の産土神として岡の宮の名で知られている有名な神社である。神武御東征のさいに御活躍した道臣命(大伴氏の祖先神)、百済救済の・・・・・・
殊に八代将軍有徳(吉宗)公御誕生の時、神主周防守長諒が仮親となったことから、吉宗公より特別に崇敬をうけた。吉宗公は将軍就任に際し開運出世の神と敬神され、享保年中、名草郡田尻村(現和歌山市田尻)に二百石の朱印地を寄付し、神社境内の・・・・・・・・・・昭和二十年七月九日の戦災に遭い、社殿、宝物、古事記すべて焼失したが、御神霊は安泰であった。その後氏子等の敬神により現在の復興となり、崇信日々に広く神威○○である。
宮司 岡本高比古
本社 摂社 末社
と、ここまでは昨日行ってきた刺田比古神社のパンフレット?に書いてある、まるで漢文のようでその実ワードで一発変換できたりもする。ソフトを作っている人たちは信心深い?
まあ、いちおう式次第にのっとっつてお参りをしてここは一番「御神籤」タイム。20代に見えるたぶん袴をはいていたお兄さんに一声かけて100円渡して気合一発っ!
御神籤は木の枠がある小さなテーブルの上に一見無造作に山ズミされていた。しかし、私は見逃さなかった。その山のてっぺんに1個裏向きになっているのがなんか不自然に感じた。ので、迷うことなく左手でそれをつまみ上げ、
「あ~、これ私のラッキーナンバーです」と第三十七番と表書きされた御神籤を若い宮司に見せながらきっと必ず神に賭けて大吉だ!とばかりにビリビリ。
するする着物の帯をはがすように(たぶん吉宗公も何十回も)その三十七番御神籤を紐解いていった。ら、
でてきたのが
「春くれば花ぞさくなる木の葉みなちりてあとなき山のこずえに」
ときたもんだ。
なんとなくこの、そこはかとなく優美で繊細・平和な歌のようだな?と思わず知らず声に出して読みたい日本語。若宮司笑いをこらえるように下を向く。
末吉でした。