タイーム イスラエル料理 恵比寿

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店名のタイームには、ヘブライ語で"おいしい"の意味があります。

肉を使わず腹もちのいいファラフェルをはじめ、ヘルシーな中東料理が注目されているのか、最近、中東系レストランが相次いで東京にオープンしています。

イスラエル料理店だけでも、神泉の「クンバ・ドゥ・ファラフェル」と、先にご紹介した目黒の「ピンクカミラ」がオープン(ほかに赤坂の「ピタ・ザ・グレイト」や、京都と奈良の「ファラフェルガーデン」等が以前からあり、ベジタリアンの方でも食べに行けるということで人気を集めています)。


こちら「タイーム」は、目下のところ、東京で一番新しいイスラエル料理店ということになります。

こちらでも売れ筋はファラフェルとのことで、ランチタイムのセット980円や、ピタパンのポケットにはさんだサンドイッチ780円でたっぷりいただくことができます。
マイルドなスパイスと豆の味が日本人の口にもしっくり合うのでしょうね。
決して交通の便の良いロケーションではないのに、ファラフェルを求めて、土曜日の午後、お店にはひっきりなしにお客さんが訪れていました。
手間をかけても新鮮さとヘルシーさを身上とする、イスラエル料理そのもののような、フレッシュなコリアンダーとパセリが多めに入った、ピンポン玉大のファラフェル。


いろいろな具が山盛りにトッピングされ、野菜の彩りがとても美しくておしゃれな、フランス経由の「クンバ・ドゥ・ファラフェル」のファラフェルサンドも魅力的なのですが、ゴロゴロとたくさんファラフェルの入った、こちらのお店の伝統的なサンドも捨てがたいです。どちらのお店も小さいけれど、その分、気軽に入って食べられるのが魅力的。





左写真は、こちらもひよこ豆と、イスラエル産タヒニ(白ごまペースト)を使って練り上げたホムス。トルコや他中東諸国でもポピュラーな食べ物だが、スパイスを多用せず、素材そのものの味を大切にするイスラエルのホムスは、さらにマイルドで一般的な日本人にも食べやすいと思う。

右写真はファラフェルのランチセット。トマトやきゅうりを細かくカットしたサラダと、ドリンクも付く。野菜と豆たっぷりの、いかにもヘルシーな食事だ。ちなみに、細かくカットされたピタパンは食べ放題。








おだやかな雰囲気のオーナーシェフ、ズッカーマンさんと、スタッフの中国人女性。
周辺は外国人の住民も多く、訪れるお客さんの国籍は多様。ファラフェルやホムスは、中東はもちろん、アメリカやヨーロッパでもポピュラーな食べ物だからだろう。

お店から遠くない距離には日本ユダヤ教団(Jewish Community of Japan)の本部があり、その帰りがけに在日ユダヤ教徒の方が立ち寄ることもあるそうです(ただし、他の日本のイスラエル料理店と同様、食材は厳密なコッシャーではないようですが)。

メニュー数はまだ決して多くはないけれど、インターナショナルな住宅街の、手間かけた料理を提供するご近所食堂として、地元の人々に長く愛されてほしいと思えるお店でした。


引用:世界の料理 総合情報サイト e-food
http://e-food.jp/blog/archives/2011/08/taim.html
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