庭をつくろう

今月の庭（４月）
この時期は、老木も若木も一様に萌黄色となり、ひこばえは
天に向かって伸びています。そして、萌黄色に染まった木々は
清々しさを感じさせます。新年度に相応しい彩ではないので
しょうか。
今月は「春色」を感じて下さい。

１．剪定
○ウメ、カイドウ、ボケ等の花後剪定やヒイラギナンテンの花
穂を切り取ります。
○アオキ、ヤツデ等の整姿剪定を行います。
○ウメ、カエデ、サクラ等のヤゴを取ります。
○大木の大枝払いは今月中に終わらせましょう。

２．移植
○常緑樹（針葉樹）
アスナロ、アセビ、ツツジ、サツキ、カクレミノ、カシ、カヤ、
カナメモチ、クチナシ、サザンカ、ナンテン、センリョウ、ジ
ンチョウゲ、シャクナゲ、マサキ、マンリョウ等
○落葉樹
ウメモドキ、コデマリ、コブシ、ザクロ、イチョウ、アジサイ
シラカバ、サルスベリ、ハギ、バショウ、ヤマブキ等
上記の庭木が移植可能です。

３．繁殖
○挿木
アオキ、アジサイ、イチジク、クチナシ、サクラ、ザクロ、サ
ワラ、ヤナギ、ナンテン、ツツジ、マキ、マサキ、等
○株分
アジサイ、ツツジ、サツキ、クチナシ、ハギ、ヤマブキ、ユキ
ヤナギ、キンシバイ、ハギ、イウゼンカツラ等
○取り木
アスナロ、イチジク、コデマリ、ツゲ、ツルウメモドキ、ボケ、
マンサク、マサキ、ムクゲ、ムラサキシキブ、ヒイラギ、オウ
バイ等

４．保護・養生
○衰弱した木の手当。
○ボタンの支柱立てをする。
○防寒物の取り残しは上旬までに除去を終わらせる。

５．病虫害対策
○マツの葉錆病、ボタンのボトリチス病・炭疽病、ツバキのモ
チ病が発生し始めますので、防除のための薬剤散布をする。
○マイマイガの孵化が始まりますので注意しましょう。
○コシンクイや、コスカシバが加害を始めますので要注意です。
○テッポウムシの補殺。
（カエデ、カクレミノ、シラカシ、シラカバ、ハナミズキ等）

６．芝
○芝張り、張替は、先月上旬から４月中旬までが適期となりま
す。
○目土入れや、除草剤の散布も忘れずに行いましょう。

７．花壇
○株分（球根・宿根草）
アガパンサス、オモト、ガーベラ、コウホネ、カンナ、キク、
ギボウシ、シュンラン、ツワブキ、テッセン、トリトマ、ホホ
ズキ、ホトトギス、リボングラス、リュウノヒゲ等
○宿根草の枯葉整理と、中耕、施肥
アキノキリンソウ、アクイレイジア、アヤメ、イチハツ、カキ
ツバタ、カンパニュラ、キキョウ、シオン、ハナショウブ、
ノコギリソウ、フロックス等
○秋まき草花と、寒さに強い春まき草花を定植。
（コスモス、マリーゴールド、シニア等は彼岸頃から始める）
７．その他
○バラ、ボタンの台芽かきを行います。

今月の庭（３月）
３月は、啓蟄があります。虫たちも本格的に活動を始めます。
草木も同じです。早起きをして、木の幹に耳を当ててみて下さ
い。「水」を吸い上げる音が聞こえますよ。
今月は「草木から春の息吹」を感じて下さい。

１．剪定
○生垣の刈込
○花ウメの花後剪定、その他の庭木も伸びすぎた枝を切ります。
○ミカンの剪定、ビワの摘果。
○ササやリュウノヒゲの刈取り。
○ツル物は、今の内に整理しておきましょう。
２．移植
○常緑樹（針葉樹）
アオキ、アスナロ、アセビ、ツツジ、サツキ、カイズカイブキ、
シラカシ、カナメモチ、クチナシ、サザンカ、ナンテン、ツバ
キ、ピラカンサス、マサキ、マンリョウ等
○落葉樹
ウメ、カイドウ、カエデ、コデマリ、コブシ、サクラ、ザクロ、
サンシュウ、シラカバ、ナツツバキ、ニワウメ、ハナミズキ、
フジ、ボケ、ムラサキシキブ、ロウバイ、メタセコイヤ等
上記の庭木が移植可能です。

３．繁殖
○播種
アオキ、イチョウ、カシ、クチナシ、センリョウ、コブシ、カ
クレミノ、ニシキギ、マサキ、ムラサキシキブ、モッコク等
○株分
アジサイ、オオデマリ、コデマリ、ツツジ、サツキ、ザクロ、
キンシバイ、ハギ、トサミズキ、ササ類等

４．保護・養生
○寒さで衰弱した木の手当。
○防寒物の除去、焼却。

５．施肥
○タケ、ボタン、マツ等の芽出し用に硫安、油カス等を施す。
○カキ、ミカンに元肥を施す。

６．病虫害対策
○病虫害防除として、萌芽前に石灰硫黄合剤約３０倍程度の液
を散布する。
○マイマイガの孵化が始まりますので注意しましょう。
○コシンクイや、コスカシバが加害を始めますので要注意です。
○テッポウムシの補殺。
（カエデ、カクレミノ、シラカシ、シラカバ、ハナミズキ等）

７．芝
○芝張り、張替は、今月上旬から４月中旬までが適期となりま
す。
○目土入れや、除草剤の散布も忘れずに行いましょう。

８．花壇
○株分（球根・宿根草）
アガパンサス、オモト、ガーベラ、コウホネ、カンナ、キク、
ギボウシ、シュンラン、ツワブキ、テッセン、トリトマ、ホホ
ズキ、ホトトギス、リボングラス、リュウノヒゲ等
○宿根草の枯葉整理と、中耕、施肥
アキノキリンソウ、アクイレイジア、アヤメ、イチハツ、カキ
ツバタ、カンパニュラ、キキョウ、シオン、ハナショウブ、
ノコギリソウ、フロックス等
○秋まき草花と、寒さに強い春まき草花を定植。
（コスモス、マリーゴールド、シニア等は彼岸頃から始める）
７．その他
○バラの新芽が伸長し始めますので、地際から出る合弁を欠き
取り、油かす等を追肥する。

良い庭は、日々の手入れから始まります。頑張りましょう。

植物別病虫害一覧表（販売用）を作りました。

その一部を掲載します。

>宜しかったら、ご注文下さい。ご連絡をお待ちしています。

オフィス・ワタナベのフェイスページにも掲載していますので見て下さい。

http://www.facebook.com/pages/%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%82%BF%E3%83%8A%E3%83%99/185899541536444?ref=hl

今月の庭（２月）
冬の寒さを感じながらも、春の息吹を感じる時期になりました。
土の中では春を呼ぶ生物がせっせと働いています。
今月は「土の中の春」を感じて下さい。

１．剪定
○イチジク、カキ、ナシ、ブドウ、モモ、ミカン等の果樹剪定の時期です。

２．移植
○常緑樹（針葉樹）
カイズカイブキ、カヤ、キャラ、クロマツ、ゴヨウマツ、スギモミ、ヒマラヤシーダ等
○落葉樹
ウメ、カイドウ、カエデ、キンシバイ、ケヤキ、コデマリ、コブシ、サクラ、サンシュウ、
シラカバ、ナナカマド、ニワトコ、ネコヤナギ、ハナミズキ、ビヨウヤナギ、ボケ、
ユキヤナギ、レンギョウ等
上記の庭木が移植可能です。
（注）
○ナナカマド、ニワトコ、は上旬、ケヤキ、サンシュウ、ユキヤナギ等は中旬から
３月にかけて行う。
○果樹（イチジク、ウメ、カキ、ナシ、モモ、ブドウ等）は中下旬に行う。

３．繁殖
　○接ぎ木：バラは今月が適期です。

４．保護・養生
○エニシダ、ピラカンサス、その他生垣で伸び過ぎたものは、根切をしてから、
施肥をする。
○防寒物、幹巻きコモを除去し、焼却する。

５．施肥
○庭木の寒肥はこの期に終わるようにします。

６．病虫害対策
○テングス病、コウヤク病、コブ病は焼却処置をします。
○ミノムシは、葉が出る前に捕殺します。
○カイガラムシの駆除をします。
○マツケムシは、補虫の幹巻きコモ毎焼却します。
（２月下旬～３月中旬）

７．その他
○バラの剪定、接ぎ木、施肥は今月が適期です。

根切りや施肥を行う中で土の中の生物を観察し、「春」を感じて下さい。

茶庭をデッサンしましたので載せてみます。

次は、待合を載せる予定ですが、面白い試みをしてみましたので、楽しみしてください。