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「国は福島を見捨てるつもり」と思う。

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「国は福島を見捨てるつもり」と思う。



福島県民は安全と思っている、この状況を変えるにはどうするか
   小児科医 山田真氏による学習会
(子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表)



始めに一冊の本を紹介をされました。
中川保雄氏の「放射線被ばくの歴史」

国・福島県側が山下俊一氏を中心に県民に現在の放射線レベルは問題ない・安全だと言い続け、批判・反対派を封じ込めようとしている時に、この本は正しい知識を提供してくれるものです。

著者は1991年死亡、最近まで絶版になっていました。
放射能の健康影響の科学的成果を見直すうえで非常に重要という声が多く(特に宗教学者の島薗進氏は復刊以前にブログで内容を紹介していた)復刊されました。

山田先生の発言の主な点は下記の通りです:

○国・福島県は県民の健康管理調査を始めましたが、子供の健康診断のインターバルの長さ(ある年齢以上は5年に一度)は、治療を目的とするのでなく、問題なかったという結論を出すための手続きと思われます。
○尿検査でもセシウム検出せずと言っていますが、福島老朽原発を考える会がフランスに委託した分析では、1-3ベクレル/リットル出ています。

福島県の検査は検出せずの限界値が高すぎます。
重要な点は2か月後に行った同じ子どもの2度目の尿検査結果です。
福島を離れた子供は半減していますが、とどまった子どもは同じか増えています。
汚染地域を出ない限り、被曝し続けることを示しています。

○健康調査を福島県でだけ行うのはおかしい。
他県でも放射線の高いところがあります。
国民の健康を守る意思がないのは憲法違反です。

○大部分の医者は国・福島県とグルになっています。
福島のお母さんが子供が体調悪いと言っても笑い飛ばすだけです。
放射能の影響だというと村八分にされます。

○患者を診る医者の一存で放射線の影響でなく、別の原因とする診断結果を記録することが可能です。
たとえば、昔、水俣病の手のしびれは首の骨の変形が原因とされました。
肝臓病は酒の飲みすぎとされました。

○原発労働者は全く救援の手がなく、正しい放射線管理もされず見殺しにされています。
原発労働者の人間としての権利を守れないなら今後起こるすべての人の健康被害も守れないでしょう。

○福島の子どもの甲状腺を定期的に調べるとしているのは、甲状腺がんは隠せないからです。
チェルノブイリの子どもからわかるように甲状腺だけなく、脳、目、肝臓、腎臓、のど、皮膚等にも癌はできます。
白血病も多く出ています。

ヨウ素を普段摂取している日本人はおそらく甲状腺がんはチェルノブイリより少ないと思われますから、甲状腺だけ調べて顕著には悪化してないとごまかすつもりです。

○結局、国は福島を見捨てるつもりと思います。
大多数の福島県民は安全と思って生活しています。
不安と思って生活するのはつらいです。
この状況を変えるためにどうするか、真剣に考える必要があります。
                           


「国は福島を見捨てるつもり」と思う。













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