考えましょう!未来へ

福島原発廃炉は30年以上

テーマ:ブログ
原発ゴミ地層処分は、技術も未完(トイレなきマンション)

福島原発廃炉は30年以上、前例のない難事業

○岐阜県瑞浪市の山中にある日本原子力研究開発機構の「瑞浪超深地層研究
所」。
ここでは深く穴を掘り、岩盤の強さや地下水の成分、流れを調べている。
使用済み核燃料など高レベルの放射能を持つ核廃棄物を地下深くに長期間保存する「地層処分」の技術開発が目的である。(略)

○本物の核廃棄物を使って実験するわけにもいかず、十分なデータが取れないのが現状だ。
高レベル廃棄物は、法律で地下三百メートル以上の深さに、飛散や流出を防ぐ手だてを講じた上で最終処分することが決まっている。
ただ、法制定から十年以上たってもその実例はない。
(略)
処分の手だてを持たないゆえに、原発は「トイレのないマンション」に例えられる。

○廃炉では、問題はさらに深刻だ。
(略)
日本で唯一、廃炉を成し遂げた茨城県東海村の動力試験炉(JPDR)の例では、がれきなどの低レベル廃棄物千六百七十トンは元の敷地の地下に埋めた。
だが、解体した炉など二千百トンは、三十三センチもの厚みがある遮蔽容器やドラム缶に詰め、専用の倉庫で眠ったままだ。
原子炉などは地層処分が求められる高レベル廃棄物ではないが、それでも行き場がない。

「三十年以上要する」(原子力委員会)という福島第一原発の廃炉。

それは間違いなく、前例のない難事業となる。
炉心が溶融したり、建屋が爆発で吹き飛んだりした炉が四つ。
使用済み核燃料は三千百八体。

○汚染された瓦礫は、回収されたものだけでコンテナ九百個分にも上る。
原子炉を解体する段になると、今度は溶け落ちた核燃料と制御棒など炉内構造物が混ざった「核のゴミ」との闘いが始まる。

それぞれが、がれきとは桁違いの放射能にまみれ、現行法が想定していない廃棄物だ。
地層処分の技術確立は道半ば、候補地は白紙。そ
んな中でどうやってゴールにたどりつくのか。先は見えないが、それでも道を探し出さなければ、事故は終わらない。
(略)

                   (東京新聞11月10日より抜粋)
福島原発廃炉は30年以上
庭ブロ+(プラス)はこちら

コメント

トラックバック

この記事のトラックバック URL :
http://blog.niwablo.jp/kenkou36987/trackback/110003

プロフィール

MC斬鎌

未来を!!!!
健康、ダイエット、ベジタリアン、アロマテラピー、ヨガ、サイクリング、ヒーリング、原発問題、環境、エネルギー、動物の権利、料理、スポーツ、痩身、ツボ、カイロプラクティック、旅行、放射能、東電、原発に関心、オキュパイムーブメント。

 原因者が負担せず、 またわたし達の税負担が増えます。

タイムマシンにおねがい

参加コミュニティ一覧