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人間の鎖アクションへの応援のメッセージより
テーマ:ブログ
2011/11/12 10:06
11.11 経産省前 人間の鎖アクションへの応援のメッセージより
(13)スイス・K.T
私はスイス留学中のK.Tというものです 。父からこのメ-ルを受け取れるようにと手続きを勧められ5月から毎日御舎のメ-ルを読んでいます。
父は地震後5月から霞が関、芝公園、明治神宮などほとんどすべての大きなデモに参加しています。
が、私自身は外国にいて参加できないので、せめて賛同の意をここから送らせていただきます。
東京電力をはじめ日本の原子力推進派による無責任で非人間的な作為はすでにここスイスではかなりの割合で周知されてきているように感じられます。
私も知り合いのヨ-ロッパ人達に映像を含めて転送しています。
しかし、日本政府自体がすでに国民の民意を反映していないことが明らかになるにつれ、事態の深刻さを感じ取りつつあります。
多くの友人が
「一体現状はどうなんだ?」
と心配そうに尋ねてくるようになりました。
海洋や空気の汚染、日本人の内部被ばく、輸出品の汚などが、確実に拡大していることが明らかだからです。
このまま汚染が拡大するのなら、ほどなく日本人の旅行者に対する入国前の厳しい検査が各地で始まるでしょう。
それはすでに差別の始まりです。
ヨ-ロッパ人は一般的にチェルノブイリの悪夢を経験しているので日本人よりもずっと放射能汚染に対して敏感です。
それだからこそドイツやスイスで「脱原発」が決議されるのです。
国際的に脱原発に向かっているのはいわゆる先進諸国です。
日本が「脱原発」を表明してゆくなら日本も「意識」の上での先進諸国として扱われるでしょうが、福島の原発事故処理すらきちんとした見通しをたてられない技術と意識のレベルでは到底同じ意識を持つ国としては扱われないでしょう。
福島の原発の処理を引き受けている労働者のこともインタ-ネットを通じてヨ-ロッパ人も知っています。
しかし、人間の健康や命という最も尊厳をもって扱われるべきものが、いかに金で動かされてしまっているかどうして広島や長崎を経験した日本人が原発で働くことの危険を認識していないのか、理解に苦しみその挙句、日本はやはり「人権意識の低い国」であるのだという
認識に至ってしまうのです。
そして責められるべきは単に「雇う側」のみでなく「雇われる側」もしかり、というのがここで私の受け取るかなりの割合の一般人的な反応です。
私の友人は「東電や原発で働くくらいなら乞食をしたほうがましだわ」と言いました。
今こそ本当にひとりひとりが地球環境に対する責任を負わなくてはならないと思います。
そして日本が世界の中で生きてゆくためにはこの黙示録的な事態を、理性と智慧をもって克服して環境立国として再興するしかないと思います。
たとえそれで国民総生産が落ちても、経済成長率がマイナスになったとしてもです。
政府も官僚もいまだ過去の夢の中にいて目覚めていません。
国民はすでに目覚めているのです。
どうぞ11.11のキャンドルでの取り囲みが成功しますように遠くからですが精一杯祈っています。
そしてここスイスでの「心ある人たち」に情報を転送します。
文面に失礼がありましたらどうぞご容赦ください。
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