考えましょう!未来へ
ドイツ緑の党
テーマ:ブログ
2011/10/31 12:19
ドイツ緑の党「ヘーベル・ヘーンさんを囲んで」
原発は、技術自体が制御できないだけでなく、行政も対応できない人知を超えたもの。
チェルノブイリを見て分かっているが、何十年も汚染を防ぐ作業を続けざるをえない。
「脱原発」はエネルギー政策だけの問題ではなく民主主義の問題である。
この囲む会は、
1部.へーンさん紹介と福島訪問の感想
2部.脱原発、ドイツの現状と闘いの提案
3部.質問、コメント、質疑応答のプログラムで構成されていました。
○1部については、へーンさんは、8月に続く2度目の福島訪問であったため、より突っ込んだ分析や、東電の情報操作、賠償に至るまでのより深い洞察に基づく見解を述べられました。
冒頭、へーンさんが述べられたのは、20Km、30km、40km圏と数字だけで単純に捉えることには大変な問題があると言う発言でした。
そして、原発は、技術自体が制御できないだけでなく、行政も対応できない人知を超えたものであるということ、汚染土壌を穴に埋めているのは、移動でありベストとはいえないということをお話されました。
また、チェルノブイリを見て分かっているが、何十年も汚染を防ぐ作業を続けざるをえないということ、人の分断、確かな情報の不在、東電の政治への関与、情報操作が行われているのだろう、そして、賠償の範囲についても、とても懸念を持っているといわれていました。
また、子供ネットワークの方とお話をし、子供と成人は区別すべきとの見解を話されました。
団結、連帯は重要であり、フェイスブックなどネットでの連携は重要ですとおっしていました。
○2部については、まず、
「ドイツにおいては、17、18基の老朽化した原発を止めるべきとの市民合意は出来ていました。緑の党は25年間にわたる反原発運動を進めてきたし、幅広い市民運動をおこなってきました。」との言葉から始まりました。ドイツは、今年脱原発を決めました。実は、10年前電気会社とも契約を結び、既に脱原発を決めていました。しかし、2009年に保守派が政権を握り、全てが覆ってしまったのです。ところが、原発の稼動延長に国民の不満が大きくなり、10万人デモが起こる事となりました。更に、保守政権の反動政策に国民の反発が強まっていきました。そして、日本での3.11以降、ドイツ市民はその危機をつぶさに感じ取り、緑の党の大幅な躍進が加速し、バーデン・ビュルテンベルク州で、3月27日、独政治史上初の緑の党州首相が誕生しました。メルケル首相は危機感を強め、とうとう、緑の党の基本理念である「脱原発」を押し上げ、国家における宣言となったわけです。何故、緑の党の「脱原発」が躍進の要になったのか、それは、自然エネルギーとの政策をペアで打ち出す事が出来たから」
というお話でした。
べーへル・ヘーンさん自身は、市民運動から始まり、デモをやり、政治家になり、更にまた、デモで訴え、政権の一部に食い込み、農業環境大臣になった事や、ボトムアップによる市民運動の重要性を訴えていました。
ネットを通じてボトムアップの民主主義を進める事が重要であり、市民の国際ネットワークが、重要であるという言葉がとても印象的でした。
また、「脱原発」はエネルギー政策だけの問題ではなく民主主義の問題であるともおっしゃられていました。
○最後にヘーンさんがおっしゃられた、脱原発の運動に送る、大事な締めの言葉
を皆様に送ります。
◆世代を超えた
◆クリエイティブである
◆面白いもの
◆楽しいもの
◆今までに無い物
◆綺麗な物
最後の締めとしては素晴しいお言葉で、この言葉によって更なる勇気を得る方が多数いらっしゃると思います。
この言葉をかみしめ、実践に繋げながら、楽しく積極的に、古いやり方にこだわらず、凝り固まった原理主義に陥らず、活動を拡げて脱原発と再生可能エネルギーの新しい本当の民主主義の時代を勝ち取っていきましょう。
原発は、技術自体が制御できないだけでなく、行政も対応できない人知を超えたもの。
チェルノブイリを見て分かっているが、何十年も汚染を防ぐ作業を続けざるをえない。
「脱原発」はエネルギー政策だけの問題ではなく民主主義の問題である。
この囲む会は、
1部.へーンさん紹介と福島訪問の感想
2部.脱原発、ドイツの現状と闘いの提案
3部.質問、コメント、質疑応答のプログラムで構成されていました。
○1部については、へーンさんは、8月に続く2度目の福島訪問であったため、より突っ込んだ分析や、東電の情報操作、賠償に至るまでのより深い洞察に基づく見解を述べられました。
冒頭、へーンさんが述べられたのは、20Km、30km、40km圏と数字だけで単純に捉えることには大変な問題があると言う発言でした。
そして、原発は、技術自体が制御できないだけでなく、行政も対応できない人知を超えたものであるということ、汚染土壌を穴に埋めているのは、移動でありベストとはいえないということをお話されました。
また、チェルノブイリを見て分かっているが、何十年も汚染を防ぐ作業を続けざるをえないということ、人の分断、確かな情報の不在、東電の政治への関与、情報操作が行われているのだろう、そして、賠償の範囲についても、とても懸念を持っているといわれていました。
また、子供ネットワークの方とお話をし、子供と成人は区別すべきとの見解を話されました。
団結、連帯は重要であり、フェイスブックなどネットでの連携は重要ですとおっしていました。
○2部については、まず、
「ドイツにおいては、17、18基の老朽化した原発を止めるべきとの市民合意は出来ていました。緑の党は25年間にわたる反原発運動を進めてきたし、幅広い市民運動をおこなってきました。」との言葉から始まりました。ドイツは、今年脱原発を決めました。実は、10年前電気会社とも契約を結び、既に脱原発を決めていました。しかし、2009年に保守派が政権を握り、全てが覆ってしまったのです。ところが、原発の稼動延長に国民の不満が大きくなり、10万人デモが起こる事となりました。更に、保守政権の反動政策に国民の反発が強まっていきました。そして、日本での3.11以降、ドイツ市民はその危機をつぶさに感じ取り、緑の党の大幅な躍進が加速し、バーデン・ビュルテンベルク州で、3月27日、独政治史上初の緑の党州首相が誕生しました。メルケル首相は危機感を強め、とうとう、緑の党の基本理念である「脱原発」を押し上げ、国家における宣言となったわけです。何故、緑の党の「脱原発」が躍進の要になったのか、それは、自然エネルギーとの政策をペアで打ち出す事が出来たから」
というお話でした。
べーへル・ヘーンさん自身は、市民運動から始まり、デモをやり、政治家になり、更にまた、デモで訴え、政権の一部に食い込み、農業環境大臣になった事や、ボトムアップによる市民運動の重要性を訴えていました。
ネットを通じてボトムアップの民主主義を進める事が重要であり、市民の国際ネットワークが、重要であるという言葉がとても印象的でした。
また、「脱原発」はエネルギー政策だけの問題ではなく民主主義の問題であるともおっしゃられていました。
○最後にヘーンさんがおっしゃられた、脱原発の運動に送る、大事な締めの言葉
を皆様に送ります。
◆世代を超えた
◆クリエイティブである
◆面白いもの
◆楽しいもの
◆今までに無い物
◆綺麗な物
最後の締めとしては素晴しいお言葉で、この言葉によって更なる勇気を得る方が多数いらっしゃると思います。
この言葉をかみしめ、実践に繋げながら、楽しく積極的に、古いやり方にこだわらず、凝り固まった原理主義に陥らず、活動を拡げて脱原発と再生可能エネルギーの新しい本当の民主主義の時代を勝ち取っていきましょう。
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