考えましょう!未来へ
原発を美化する教科書
テーマ:ブログ
2011/07/07 17:53
今年は中学校教科書の採択が行われます。
原発の危険性については何も書かないで、原発を美化する教科書もあるのですね。
※※※※※※※※※
(自由社)
「原子力発電では安全性の高い技術を確立し、すでに全発電量の3分の1をまかなっています」
(育鵬社)
「地球温暖化の原因となる二酸化炭素をほとんど出さず、原料となるウランをくり返し利用できる利点があります。・・石油等を輸入にたよる日本では重要なエネルギー源となります。今後は安全性や放射性廃棄物の処理・処分に配慮しながら、増大するエネルギー需要をまかなうものとして期待されています。」
「国家規模の政策については、どのように考えればよいでしょう」という見出しで、住民投票で原発建設が決まる事例を紹介(添付資料参照)
※※※※※※※※※
※以下の公民の資料は、育鵬社・自由社・帝国書院・東京書籍については、横浜教科書採択連絡会が作成したものです。教育出版・日本文教出版・清水書院は子どもと教科書全国ネット21の俵義文さんが作成したものです。
各社の教科書の記載内容を較べてみてください。
育鵬社・自由社の教科書の問題点全般を知りたい方は、子どもと教科書全国ネット21が作成した下記のパンフレットをお買い求めください。A5版8頁 定価10円
子どもに渡せない 育鵬社版・自由社版教科書
http://www.ne.jp/asahi/kyokasho/net21/top_f.htm
自由社(新しい公民教科書)
エネルギー消費量は民生を中心に増えつづけており、一層の省エネ努力が必要です。このためわが国は、原子力た新エネルギーの導入拡大に努めています。原子力発電では安全性の高い技術を確立し、すでに全発電量の3分の1をまかなっています。写真説明:CO2などを排出しないが、安全性、放射性廃棄物の処理など難しい課題もある。
育鵬社(新しいみんなの公民)
日本のエネルギー供給は、原子力発電が約3分の1を占めています。・・地球温暖化の原因となる二酸化炭素をほとんど出さず、原料となるウランをくり返し利用できる利点があります。・・石油等を輸入にたよる日本では重要なエネルギー源となります。今後は安全性や放射性廃棄物の処理・処分に配慮しながら、増大するエネルギー需要をまかなうものとして期待されています。
帝国書院(社会科 中学生の公民)
原子力発電は二酸化炭素の排出量が少なく、総発電量の中ですでに大きな割合をしめていますが、事故や放射能への不安から、原子力発電所の建設に対しては根強い反対運動があります。
東京書籍(新しい社会 公民)
原子力は、海外から安定的に燃料を供給でき、わずかな燃料で多くのエネルギーを取り出せます。また、燃料を繰り返し利用でき、発電時に二酸化炭素を排出しません。しかし、放射性物質をあつかうため、事故が起きたときの被害は大きく、厳しい安全対策が求められています。また、放射性廃棄物の最終処理場をどこにするかという課題も残されています。
日本文教出版(社会科 中学生の公民)
わが国では、温暖化の原因となる二酸化炭素の排出が比較的少ない原子力発電が、発電量の約3割を占めます。安全性に対する疑問や、放射性廃棄物の処理の問題もありますが、国は対策に取り組んでいます。欄外の各発電の特徴に「国民の原子力への不安が強い。放射性破棄物の処理」とある。
教育出版(新しい社会 公民)
原子力発電は、日本でも発電量の約30%を占めています。一方で、いったん事故が起こると重大な被害が発生することや、放射性廃棄物(使用済み核燃料)の処分に慎重な対応が必要なことなど、課題も残されています。
清水書院(中学社会 歴史的分野)
先進国を中心に利用されている原子力発電は、CO2を出さずに巨大なエネルギーを生み出すことができる。しかし、いちど事故がおこれば大きな被害を生じる危険性がある。放射性廃棄物の処理の問題もあり、安全に利用するために、よりいっそうの対策が求められている。(注)チェルノブイリ原発事故が、「世界的にきわめて大きな被害をあたえた」と記述。
原発の危険性については何も書かないで、原発を美化する教科書もあるのですね。
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(自由社)
「原子力発電では安全性の高い技術を確立し、すでに全発電量の3分の1をまかなっています」
(育鵬社)
「地球温暖化の原因となる二酸化炭素をほとんど出さず、原料となるウランをくり返し利用できる利点があります。・・石油等を輸入にたよる日本では重要なエネルギー源となります。今後は安全性や放射性廃棄物の処理・処分に配慮しながら、増大するエネルギー需要をまかなうものとして期待されています。」
「国家規模の政策については、どのように考えればよいでしょう」という見出しで、住民投票で原発建設が決まる事例を紹介(添付資料参照)
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※以下の公民の資料は、育鵬社・自由社・帝国書院・東京書籍については、横浜教科書採択連絡会が作成したものです。教育出版・日本文教出版・清水書院は子どもと教科書全国ネット21の俵義文さんが作成したものです。
各社の教科書の記載内容を較べてみてください。
育鵬社・自由社の教科書の問題点全般を知りたい方は、子どもと教科書全国ネット21が作成した下記のパンフレットをお買い求めください。A5版8頁 定価10円
子どもに渡せない 育鵬社版・自由社版教科書
http://www.ne.jp/asahi/kyokasho/net21/top_f.htm
自由社(新しい公民教科書)
エネルギー消費量は民生を中心に増えつづけており、一層の省エネ努力が必要です。このためわが国は、原子力た新エネルギーの導入拡大に努めています。原子力発電では安全性の高い技術を確立し、すでに全発電量の3分の1をまかなっています。写真説明:CO2などを排出しないが、安全性、放射性廃棄物の処理など難しい課題もある。
育鵬社(新しいみんなの公民)
日本のエネルギー供給は、原子力発電が約3分の1を占めています。・・地球温暖化の原因となる二酸化炭素をほとんど出さず、原料となるウランをくり返し利用できる利点があります。・・石油等を輸入にたよる日本では重要なエネルギー源となります。今後は安全性や放射性廃棄物の処理・処分に配慮しながら、増大するエネルギー需要をまかなうものとして期待されています。
帝国書院(社会科 中学生の公民)
原子力発電は二酸化炭素の排出量が少なく、総発電量の中ですでに大きな割合をしめていますが、事故や放射能への不安から、原子力発電所の建設に対しては根強い反対運動があります。
東京書籍(新しい社会 公民)
原子力は、海外から安定的に燃料を供給でき、わずかな燃料で多くのエネルギーを取り出せます。また、燃料を繰り返し利用でき、発電時に二酸化炭素を排出しません。しかし、放射性物質をあつかうため、事故が起きたときの被害は大きく、厳しい安全対策が求められています。また、放射性廃棄物の最終処理場をどこにするかという課題も残されています。
日本文教出版(社会科 中学生の公民)
わが国では、温暖化の原因となる二酸化炭素の排出が比較的少ない原子力発電が、発電量の約3割を占めます。安全性に対する疑問や、放射性廃棄物の処理の問題もありますが、国は対策に取り組んでいます。欄外の各発電の特徴に「国民の原子力への不安が強い。放射性破棄物の処理」とある。
教育出版(新しい社会 公民)
原子力発電は、日本でも発電量の約30%を占めています。一方で、いったん事故が起こると重大な被害が発生することや、放射性廃棄物(使用済み核燃料)の処分に慎重な対応が必要なことなど、課題も残されています。
清水書院(中学社会 歴史的分野)
先進国を中心に利用されている原子力発電は、CO2を出さずに巨大なエネルギーを生み出すことができる。しかし、いちど事故がおこれば大きな被害を生じる危険性がある。放射性廃棄物の処理の問題もあり、安全に利用するために、よりいっそうの対策が求められている。(注)チェルノブイリ原発事故が、「世界的にきわめて大きな被害をあたえた」と記述。