庭と私と豆砂利

昨日のことだけど、図面代行のお仕事で
オープン間近の現場で増工になったので
少しでも早い方がいいと思い、
まだお昼寝中のきいを頼んで
起きてしまったかいだけを連れて
提出に行った。
現場は休日返上で動いており、
私達が着くとちょうど15時だったので
親方が、かいにジュースを買ってくれたのだが
「ぼくは今はのまなくていいので」
と言って、絶対に受け取らなかった。
親方は、「教育されてんなぁ」と言ってくれたが
そうではない。
この場合、‘遠慮しながらも嬉しそうに頂戴する’
というのが、かわいい子供の正解だと思うのだが
頑なに断るのだ。

理解できないが、彼の ‘美学’ らしい。
公園でお友達が、グミやアメを皆にあげることは
よくあることだが、
かいは今まで、一度ももらったことがない。
きいは「もっとちょうだい！」と言わんばかりに
うろうろ離れないときもあるのに。
そのくせ家にいる時は、きいの分も取り上げたりする。

なぜだろう。
ただの ‘カッコつけ’ なのだろうか。