介護保険とリフォームのこと
先日、『住宅改修費の支給』の手続きをしてきました。
といっても申請をしてくれるのは担当のケアマネージャーさんで、
私は提出用の書類を作るだけっだたのですが・・・
住宅改修費の支給とは・・・
介護保険から住宅改修にかかった費用の9割を支給されるというもの。
支給の上限は20万円まで(18万円まで住宅改修費として支給)。
対象となるのは介護保険の要介護認定で、要支援、要介護1~5と
認定された方。
利用する際には、事前の申請が必要になります。
完成後の状態を確認してから給付されるので、一旦工事費を負担して
いただかないといけません。
今回は住宅改修費としてお金が戻ってくる場合でしたが、
介護が必要になっていなくても将来のためにスロープを設ける
現場も何件かあります。
昨年施工した現場。
もともと打ちっ放しの塀があったのですが、撤去して玄関までの
スロープにしました。
少し勾配がきついので、車椅子になったときには自力で登るのは
難しいかもしれません。
自転車を玄関横まで持っていくのに楽になったそうです。
(スロープの横に置いてあるのは、息子さんがつくった鋳物の
置物。写真ではわかりにくいですが、表情が素敵です。)
スロープの横には階段もつくりました。
ちょっと鉄骨の柱が出入りの邪魔しているように見えますが、
どちらからあがってもいいようになっています。
リフォームの現場でお客さんの話を聞いていると、
いつ自分がどんなことになるかわからないんだと思います。
いろんな可能性を考えて今から手を打っておくことも必要かも
しれないですが、考え出したらキリがないのも現実。
状況が変わったときに、あまりコストをかけずに対応できるような
プランを考えて話をしていくのも仕事なんだと思います。