今朝、我が家の雑草園の中でキンエノコロの穂を見つけた。これから10月ぐらいまで出穂する秋のエノコログサだ。垂直に茶色の穂が伸びるのが特徴だ。
さっそく、遅咲きの小ぶりのアジサイと生けてみると、枯れた感じになった。
穂を接写すると紫色の小さな雄しべが写った。更に小さな雌しべがその元にあります。風媒花のイネ科の花は地味だ。雄しべが花粉を飛ばした後に雌しべが熟して、他の穂の花粉を受粉するのだろう。全体は茶色のヒゲ(芒・ボウ)の長い麦の穂のようだ。
エノコログサ類はイネ科の一年生の雑草で、新しい造成地など、他の雑草の少ないやせ地に最初に生え、沢山の種を蒔き散らかして、裸地全体を緑にする先駆植物です。しかし、ススキやチガヤ、カルカヤなどの多年草が殖えると姿を消してゆきます。