木が元気か、弱ってきているか、どのように判断するでしょうか。見た目といっても具体的ではないですね。
樹木医の診断でもよく、使われる指標として、芽鱗痕の間の長さをみて、枝の年あたりの伸びを測る方法があります。
芽鱗痕とは、冬芽のあとで、枝の一部がしわのような筋が入っている場所です。
一般的には、春先に枝が伸びますので、前年の樹木の状態が枝の伸張量に影響します。
勢いがいいと、30cmくらいは十分伸びますが、弱ってきている木は10cmもないようなことがあります。
樹種や樹齢によって、伸びは違うので、あくまでも何センチがよいとかではなく、数年間の同じ固体での比較がいいと思います。