庭の樹木を移動したい場合があります。移植のときに枯れてしまう原因は、今まで養水分を吸収していた細根が大量に失われることです。
このことを避けるための方法に、根回しがあります。根回しとは、移植の前にあらかじめ根を切断して、幹の近い部分に細根を出させてから移植するための事前作業です。
細かい方法はいろいろありますが、移植する1年前に根の半分くらいをハサミで切断するだけでも効果はあります。切断面はきれいにします。切断した部分の土の埋め戻しは、堆肥の入った良質土にして発根を促します。そして乾燥しないようにします。
特に、大きな木になるほど移植のリスクは高くなるので、根回しはより必要になります。