野ばら

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 今 コーラスで「野ばら」を練習中

 近藤 朔風訳詞 2番の歌詞

  たおりてゆかん のなかのばら

  たおらばたおれ おもいでぐさに

  きみをささん

  くれににおう のなかのばら

となっていて下線の意味の取り方がメンバーの中で

違っていたのでゲーテの書いたドイツ語で

調べてみて この2番が少年と野バラの会話になっている

ことを知った

 少年曰く :お前を摘み取るぞ 野なかのばら

 野バラ曰く :私を忘れないように お前を刺すよ

         私は刺すのも摘み取られるのも嫌です

という内容だった。

 

そして3番は

   我儘な少年は摘み取ってしまった  野なかのバラ

   野バラの痛みも嘆きも役にたたなかった

   つらい想いだけが残った

 

ゲーテの短い詩のなかにこんなストーリーがあったと初めて

知った   今まで訳された字面だけを音符にのせて

歌っていた  その後ろにある物語や背景を知って歌うと

また違った感情をもって歌えるのですね。

ウィーンの国立音楽大学に在学中はよく譜面を読めと

いわれていたのです。

 

ゲーテの読んだ野バラは少しピンク色がかかっていますが

我が家の野バラは棘なしの白いです (正面)

 

 

 

 

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