野ばら
テーマ:ブログ
2011/09/11 18:40
今 コーラスで「野ばら」を練習中
近藤 朔風訳詞 2番の歌詞
たおりてゆかん のなかのばら
たおらばたおれ おもいでぐさに
きみをささん
くれににおう のなかのばら
となっていて下線の意味の取り方がメンバーの中で
違っていたのでゲーテの書いたドイツ語で
調べてみて この2番が少年と野バラの会話になっている
ことを知った
少年曰く :お前を摘み取るぞ 野なかのばら
野バラ曰く :私を忘れないように お前を刺すよ
私は刺すのも摘み取られるのも嫌です
という内容だった。
そして3番は
我儘な少年は摘み取ってしまった 野なかのバラ
野バラの痛みも嘆きも役にたたなかった
つらい想いだけが残った
ゲーテの短い詩のなかにこんなストーリーがあったと初めて
知った 今まで訳された字面だけを音符にのせて
歌っていた その後ろにある物語や背景を知って歌うと
また違った感情をもって歌えるのですね。
ウィーンの国立音楽大学に在学中はよく譜面を読めと
いわれていたのです。
ゲーテの読んだ野バラは少しピンク色がかかっていますが
我が家の野バラは棘なしの白いです (正面)