仏紙銃撃テロ 聖戦めぐり“元締”の地位争奪?

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【カイロ=大内清】フランスの週刊紙本社銃撃事件に関与したとみられる国際テロ組織アルカーイダ系勢力は、イラクやシリアで台頭したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」との間で、ジハード(聖戦)の“元締”の地位をめぐり競合する関係にある。今回の事件では、存在感を誇示することで過激派の間で名声を高める狙いもあるとみられる。

 実行犯の1人が訓練を受けたとされる「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」は、昨年12月発行の英字機関誌インスパイアで、「(少人数によるジハードは)情報機関も予測しづらい」などと指南する記事を掲載し、欧米でのテロを呼び掛けていた。

 2009年にイエメンとサウジアラビアの武装組織が合併して成立したAQAPは、拠点のイエメンで反政府武装闘争を展開。同年には米デルタ航空機の爆破未遂事件を起こすなどしている。メンバーは地元部族を中心に数百~千人程度とされる。
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