安価に庭を造る為に、植木の生産から、大型屋外霧発生装置、法隆寺に代表される版築(版築塀、版築土塀) 水琴窟、RC塀、潅水装置、水庭、全天候型庭鉄道、ステリライザー装置、特殊照明、コンクリート切削、さらには石の表札の製作まで、庭に関することほぼ全てを自社完結できる(金属製品の製造を除く)国内でも稀有な存在の法人です。特に資材輸入に関しては、世界各国より私自ら単独フルコンテナにて、今治港まで直輸入しております。
庭ではないけど・・教王護国寺五重の塔 その1
テーマ:素敵なお庭ほか
2009/06/01 09:59

護国寺にて母と・・・横を向いているのはたまたま大きな音がしたので・・・。
弊社はキウイフルーツの果実も栽培しています。まあ弊社は百姓でもありますので・・・。毎年私が弊社で一番大きなアルミバントラックに果実を満載して市場に運びます。
今年も京都へ両親を連れてキウイを運びました。写真は帰りがけに京都の教王護国寺(通称名の東寺の名前の方が有名ですね)の五重の塔の前で母と撮ったものです。(父の撮影です)
若い頃日経新聞の「私の履歴書」で昭和を代表する宮大工の故西岡棟梁の自伝を読み震えが止まりませんでした。「大工たるもの木を知らずしてどうする」の祖父の考えの下、農業高校に進学、数々の苦労の末薬師寺の西塔の再建を果たします。
千年の後に西塔が東塔と同じ高さになるよう基壇を約80センチ、塔本体を約33センチ高くしているそうです。自信満々にそう書かれていたのに大きな衝撃を受けました。
今回西岡棟梁の作では無いけれど、その構造をつぶさに研究されたであろう薬師寺西塔再建の手本となる教王護国寺の五重の塔の、内部を拝観できる特別展がたまたま開催されていました。偶然とはいえ、大変有難い。内部は撮影禁止だったのが残念ですが、なるほど本当に見事に木材が収縮していました・・・・綿密な計算の上に・・・。
「やっぱりこの五重の塔も背が縮んでるんだ、木は死んでなお生き続けてるんだ!」西岡棟梁の自伝を読んで二十数年後の今、やっとそのお手本を見ることができました。弊社も千年の後とは言わないが、せめて数百年は持つ庭や塀ぐらいは造りたいものです。
それを実現できる材料は石とレンガぐらいか。石は空積みで百年単位、場合によっては千年単位の耐久性も期待できる。レンガはその接合(接着)にセメントではなく石灰を主体としたぎょうねん土の一種を使用することで、これも百年の単位で耐久性が期待できることが実証済みだ。
もちろんガラスやタイルも可能だが、ブロック塀の中に嵌め込み,樹脂の塗り剤と共に施工しているような、今一般に行われている施工方法では,それは望むべくも無い。
※ぎょうねん土はたぶん検索にひっかかりません。
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コメント
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レンガ屋2012/02/12 00:47はじめまして。
どの記事も興味深く拝読しております。
近所に、家の持ち主が変わって家が建てかえられても塀はそのまま活かされているという、おそらく100年ほど経っているだろうといわれている趣のあるレンガ塀があります。
鉄筋などは通してないかも知れませんが、控え壁でしっかりと支えられています。扇形に抜かれた飾り積みには2丁掛けのレンガが施され、笠木は瓦屋根の形にレンガが組まれています。門柱は3m、今これを再現したらどれだけ施工費がかかることか・・・当時施工された方を知る人はいませんが、それはそれは職人魂を感じるすばらしいものです。
レンガ自体は、焼成温度が低く木型成形で手作りだった頃のものでしょうから、ぼろぼろしていることろもありますが、躯体そのものは全く問題ないようです。
三河の大地震にも耐えて今日にあると思うのですが、セメントのモルタルではないからでしょうか。また、こちらの記事の「大工たるもの・・・」と同じく昔の職人さんの基礎ができていたからでしょうかね。
こちらの記事を拝読して、この塀のことがすっと頭に浮かびエールをお送りしたくなりました。
ぜひ、百年後二百年後に残る、残したくなる建造物をお造りになってください。
あと、僭越ながら、最新記事のレンガの圧縮強度の単位につきましては、JIS R-1250ではN/mm2(平方ミリメートル)となっております。
尚、とても気になっているのですが「ぎょうねん土」は検索にひっかかりませんでした。(笑)
[Res]井出2012/02/12 01:26レンガ屋さま
コメントをありがとうございます。早速ご指摘の件を訂正致しました。あれ?で見てみたら確かに違っておりました。なおコメントを頂きましたレンガの件については数日のうちに改めてコメントの返事を書かせて頂きますのでまたお越しくださいませ。[Res]井出2012/03/01 23:10レンガ屋様
そうですね。所謂ポルトランドセメントのモルタルでないと思われます。愛媛にもたくさんそういうものがあります。なぜそれらのものが無筋でも長い間そこにあり続けるのかは理由があります。最近すこしづつそのあたりが判るようになってきました。いつか再現する機会があればいいのに・・・・と思いますが、なかなか。
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