流れ者流星群

会社の昼休みにいつも女真社員がNHKの連続テレビ小説を見ている。秋からは「ごちそうさん」が始まった。何だか懐かしい食卓の風景だ。オヤジが威張り娘が文句を言う。僕の祖母もぬか床で作る漬物が美味しかったのを思い出した。あの味を再現しようと思ってもぼくには出来ない。本気で見ていなかったのに、最近は家で録画までして食い入るように見るほどハマってしまった。見ているだけで懐かしい気持ちになる不思議なドラマだ。そして、主人公と下宿のにしかどさんとの恋の展開もだんだんと気になりだした。でも、今　頭の中はおふくろの味だ。今夜の晩御飯はおふくろの味が食べれる、居酒屋へ行きたくなってきた。おひとり様も良いなと思いつつ、昼休憩は終わってしまった。今日は、残業があって少し帰りは遅くなったが昼から、食べたいと思っていた居酒屋へ足が向いた。つくと最初に、出てきたのがお茶と漬物。祖母の漬物には、かなわないが、ここのも中々の美味しさだ。何となく和食が食べたく煮魚定食を頼んだ。残業という事もあってか空腹からかあっという間に、食べた。美味しかった。やはりおふくろの味っていうものは、懐かしい。昔の家庭の味では無いが、和食を食べると心が何だか和む。心も胃も、しっかしパワーを充電して長い帰路へと就いた。後は寝るだけです。おやすみなさい