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モッコウバラ

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モッコウバラ(木香茨、木香薔薇、学名:Rosa banksiae)は、中国原産のバラ。種小名は植物学者ジョゼフ・バンクスの夫人にちなむ(命名はロバート・ブラウンであり、ウィリアム・エイトンの著書中で発表された)。

常緑つる性低木。枝には棘がないため扱いやすい。花は白か淡い黄色で、それぞれ一重咲と八重咲があり、直径2-3cmの小さな花を咲かせる。開花期は初夏で一期性。黄花の一重や白花には芳香はある。一般的にモッコウバラといった場合には、黄色の八重咲を指す。

性質は強健で、病気も普通のバラと比べると少ない。成長も早く、けっこう大きくなるので地植えにはそれなりのスペースが必要とされる。

野生種の起源は不明である。ノイバラの台木に接ぎ木してもよいが、挿し芽でも簡単に増やすことができる。花芽の形成時期が8月末までに行われるため、それ以降に剪定をすると、翌年の開花数が少なくなってしまう。基本的には剪定はしない。行灯仕立てで販売されることがあるが、上述のように成長は極めて速く大きくなるので栽培は難しい。また、白花は黄花より開花が若干遅く、芳香性を持ってはいるが黄花ほど多花性は無い、成長も黄花に比べるとやや遅い。

庭園などで、アーチやフェンスなどに用いる。生育が早く、大量に花をつけるため、大きなモッコウバラの開花時は圧巻である。バラの短所である棘がなく、病気、害虫にも強くバラとして理想的な性質を持っているが、一方、一期咲であること、黄花の八重咲に芳香がないこと、白と黄色しか花色がない事などの短所もある。そのために植える場所の選定や、芳香性のあるバラと組み合わせるなどの工夫が必要である。独立行政法人理化学研究所と株式会社マクランサが共同し、サイクロトロンを使ったイオンビーム育種法による品種改良がすすめられているが、赤やピンクの四季咲きのモッコウバラが登場すると利用の範囲も大幅に広がる。行灯仕立てで出回る。
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ロサ・フェティダ

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ロサ・フェティダ(Rosa foetida)は、グルジアのカフカース山脈山麓の丘陵地帯を原産地とするバラ科・バラ属の種。

多くの人々が不快に感じる軽い酸敗臭のある黄色い花を持つため、この名が付いた("foetidus" はラテン語で「悪臭のある」の意)。原産地以外の広い地域で育つが、特に黒星病(葉に黒いしみ状の斑点を生じ、次第に拡大していく病害)に影響されやすい。

変種の一つである R. foetida var. 'bicolor' (オーストリアン・カッパー)は、外側が赤またはオレンジで内側が黄色の花びらを持っている(左写真)。ロサ・フェティダは黄色いハイブリッドモダンローズの品種改良において重要なバラであり、特に有名なものはジョセフ・ペルネ=デュシェ(Joseph Pernet-Ducher)が1900年にロサ・フェティダとアントワーヌ・デュシェを交配させて作り出したソレイユ・ドールである。

ロサダマスケナ

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ロサ・ダマスケナは「ダマスクローズ」とも呼ばれ、ロサ・ガリカ(Rosa gallica)とロサ・モスカタ(Rosa moschata)の交雑で得られたバラの雑種である[1]。さらなるDNA分析によって、もう1つの種類「Rosa fedtschenkoana」もロサ・ダマスケナと関係することが示された[2]。

花は優良な香りで有名、香水の成分として使用されるローズオイル(ローズ・オットー又はローズ・アブソリュート)を抽出するためとさらにローズウオーターやローズコンクリートを作るためにも商業的に収穫されている。 花びらは食べられる。使い方は調味料、付け合わせ、ハーブティの材料はあり、グルカンド(英語版)のような砂糖漬けもある。

ロサダマスケナは落葉性低木で、最大2.2mの高さまで延び、茎に頑丈で曲がった刺と強い剛毛がこんもりついている。葉は羽状で小葉が5つ(珍しくは7つ)ある。バラの色は薄いピンクから薄い赤の内。相対的に小さくある花が房で咲く。形が不様式。オールドローズの大切な種類として考えられ、数種類のバラの筋目にもあるから大切に考えられている。

ロサ・ギガンティア

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ロサ・ギガンティア (Rosa gigantea) は、ヒマラヤ山脈山麓・標高1000-1500m地帯のインド北東部、ミャンマー北部、中華人民共和国南西部(雲南省)を原産地とするバラ科バラ属の種。

その名が示す通り("giganteus"はラテン語で「巨大な」を意味する)、バラの中でも最も大きな種である。つる性のバラで、頑丈な鉤状のとげで高さ20m以上の他の樹木の樹冠まで登る。葉は半常緑で長さ15-25cmの複葉(通常7枚の長さ4-8cmの小葉を持つ)。花は白か、クリーム色か、黄色で、直径10-14cmとあらゆる野バラの中でも最大である。実は黄色またはオレンジで直径2.5-3.5cm、堅牢でしばしば翌年の春まで越冬し、次の花が咲くまで残っている。

ロサ・キネンシス

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ロサ・キネンシス(Rosa chinensis)は、貴州省、湖北省、四川省の中華人民共和国中部を原産地とするバラ科・バラ属の種(しゅ)。

高さ1-2mに成長する四季咲きの常緑低木。葉は羽状に3-5枚、各々長さ2.5-6cm・幅1-3cmの小葉が開く。実は赤く、直径1-2cmである。

園芸植物として中国で広く栽培されている。花弁の色や数(1.5倍から2倍に)に多くの品種改良が加えられた(野生種は一重咲きである)。ハイブリッド・ティーローズを含む多くの園芸用モダンローズの品種改良にも重要な品種である。

花と実は、生理不順、生理痛、甲状腺の腫れに効能があるとされ、伝統的な中国漢方薬として使用される。
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