ベトナムとEUの包括的FTA大筋合意に思う

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 日経新聞の8月5日朝刊の記事です。
 ベトナムとEUの包括的FTA合意の記事に思いました。
 私どものメイン商材であるロートアイアンは、輸入関税0%の品目ですので、今回のこの記事では何も影響ありません。
 しかし、もし今回のTPP交渉妥結失敗で関税率が変わる予定だった商材の会社さんが、例えばEUと競合していたら、それだけで会社の存立そのものが左右される事態にもなりかねません。
 政治家・公務員の無能ぶりで、世間に取り上げられずに消えていった会社さんが、どれだけあろうかと思いを寄せざるを得ない記事でした。

 TPP交渉妥結失敗といえば、農水省と政治家辺りが、カロリーベース自給率が37%から29%に下がり、GDPの1.6%が失われ、深刻な打撃を受ける、などと盛んに宣伝しています。
 しかし、宣伝されるほど、疑いの目を持ってしまいますね。
 そもそも日本の農業がこんな惨状になってしまったのは、お約束通り日本の国土が狭いことが主因なんでしょうか?
 補助金漬けで自活しなかった農家のせいだと一刀両断するのは簡単ですが、他に集票の仕組みを作れず、農協と補助金の仕組みで農業をさんざん食い物にしてきた政治家と官僚のせいではないのでしょうか?

 「日本産の良質な材木を安定供給する」といううたい文句の元、日本の森林を破壊し、税金を大量にドブに捨て、花粉症という国民病を作り上げながら、肝心の材木は自給率わずか約3割という惨状。それなのになぜかほとんど報道されない林野庁の失政と、構図は一緒ではないでしょうか。
 誰も失敗の責任を取らないで済ませよう、みたいな。
 
 もう、政治家も公務員も、すべての民間産業分野から一切手を引かせて、自由競争に任せたらどうなんでしょう。
 どうなろうと、今より酷くなることは無いのでは?
 最も良い効能は、政治家も公務員も大幅に人数を減らせます。

 「親が子供に将来就かせたい職業」が、何年も連続して「公務員」がトップなんて国は、早晩ダメになるでしょうね。
 近い将来、日本をブチ抜いていく国は、アジアだけを考えても、中国だけではありません。

 こんな小さな記事でしたが、いろいろ思わざるを得ない記事でもありました。


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